☕ コーヒー用語集【か行（か）】③

コーヒーの専門用語について紹介していく当コラム。ここでは、引き続き「か行」のコーヒー用語を見ていきましょう。

コーヒーを抽出するための道具の一種で、「フレンチプレス」「コーヒープレス」とも呼ばれています。挽いたコーヒー豆とお湯を入れておくだけで簡単にコーヒーを淹れることができる手軽さと、失敗の少なさからポピュラーな抽出器具です。

ペーパーフィルターでは抽出しにくい、コーヒーの油分まで抽出することができます。

アレンジコーヒーの1つ。深煎りのコーヒー豆で抽出したエスプレッソの上に、ココア（チョコレートシロップとミルク）を混ぜ合わせた甘いコーヒーです。

チョコレートシロップの種類によって味わいが変わるので、自分好みにアレンジすることができます。

ミルクを加えたアレンジコーヒー。カフェオレではドリップコーヒーが使われていたのに対して、カフェラテはエスプレッソを使用します。ミルクを入れてコーヒーを飲みたいけど、濃厚なコーヒーの味わいを楽しみたい、という方におすすめです。

イタリア発のミルクコーヒー。エスプレッソ、スチームドミルク、フォームドミルクをそれぞれ1/3ずつの割合で注いだもの。口の周りにつくくらいの、ふわふわのフォームドミルクが特徴です。

日本では食後に飲まれることが多いですが、イタリアでは午前中にしか飲まない、という方が多いそうです。

イタリア発のアレンジコーヒー。エスプレッソにごく少量のフォームドミルクを注いだコーヒーです。マキアートはイタリア語で「染み」という意味で、コーヒーに広がるミルクの模様が“染み”に見えたことからこの名前がついたと言われています。

コーヒーをドリップする際に用いるフィルターの一種です。使用後にすぐ捨てられる手軽さが特徴。コーヒー豆本来の風味よりスッキリした味わいを楽しめます。コーヒーの甘味や油分が紙に吸われてしまうのがデメリットでもあります。スッキリとしたクリアなコーヒーを淹れる際にはおすすめです。

コーヒー豆を焙煎する際に褐色に変化していく反応を、アメリカでは「カラメライズ（Caramelized）」と呼んでいます。名前の由来は、プリンなどにもはいっている「カラメル」です。

現在流通しているコーヒーの中で、“新しい収穫年度”に採取されたコーヒー豆の事を「カレントクロップ」と言います。収穫した時期が経過するに応じて、「ニュークロップ」「カレントクロップ」「パストクロップ」「オールドクロップ」と名前が変化していきます。

コーヒー精製法の一種。乾燥式精製法の他にも「非水洗処理方法」「ナチュラル」「アンウォッシュド」と呼ばれたりもします。収穫したコーヒーチェリーを乾燥させ脱穀してから生豆を取り出す方法で、エチオピア・ブラジル・イエメンなど水環境に恵まれていない国で採用されていることが多いです。

コーヒー用語集【か行（か）】③