エスプレッソマシーンが無いと基本的に淹れることのできないエスプレッソ。インスタントコーヒーを使って“エスプレッソ風コーヒー”作ってみたくありませんか?今回は、湯温を調整して作る「なんちゃってエスプレッソ」のレシピをご紹介します。
インスタントコーヒーについて
インスタントコーヒーは、コーヒーの抽出液を凝縮・乾燥させ、粉末状に加工したものです。湯を注ぐだけで、簡単にコーヒーを楽しむことができるのが特徴です。
基本的に複数の銘柄を使ってブレンドされたものが多く、ブラジルやコロンビアはもちろん、キリマンジャロ、ハワイコナなど、いろいろな味わいやブレンドのものを簡単に手に入れ楽しむことができます。
60℃の湯温でエスプレッソ風コーヒーを作ろう
専用の器具やマシンがなくても、インスタントコーヒーを濃く作ることで、簡単にエスプレッソ風コーヒーが楽しめます。もちろん、高気圧をかけて作る本場のエスプレッソとは風味が異なりますが、カフェラテやカプチーノを作るベースとして使うことができます。
ここではちょっとぬるめの60℃の湯を使った、濃厚なエスプレッソレシピをご紹介します。
なんちゃってエスプレッソ②のレシピ
- インスタントコーヒー:3g
- 62℃の湯:30ml
カップにインスタントコーヒーを入れる
62℃の湯を静かに注ぐ(注ぐ瞬間に60℃になるよう調整)
しっかりとかき混ぜて
できあがり
美味しく作るポイント
60℃の湯はすぐに冷めてしまう繊細な湯温なので、62℃くらいから注ぎ始めるのがおすすめです。カップなどの器具は、あらかじめ温めておくと温度をキープできます。
本場イタリアなどで楽しむエスプレッソは後から砂糖をたっぷりと入れるのですが、このレシピは湯温が低いため、後から甘味を加えたい時はガムシロップなど液体の砂糖を加えるようにしましょう。
クレマが消えやすいので難易度は高め
クレマがわずかしか保たず、砂糖によってクレマを作る“なんちゃってエスプレッソ①”に比べ難しい作り方ですが、本場イタリアのエスプレッソのような濃厚でパンチのきいた味わいが楽しめます。
実際に作ってみました
沸騰した湯が60℃になるまで数分待ち、3gのインスタントコーヒーが入ったカップに静かに注ぎました。じわじわっとコーヒーが溶けだし始めたので、すぐスプーンでかき混ぜてみましたが、思った以上にクレマの持続は短いです。
…というか、あっという間に消えてしまった感じ。味わいは濃厚で、砂糖を入れないとちょっと私にはビター過ぎますが、クレマはないもののエスプレッソな風味を味わうことはできました。
午後はカフェインレスで楽しもう
インスタントコーヒーには、通常のコーヒーに相当するカフェインが含まれています。そのため、濃いめにコーヒーパウダーを使用するこの方法は、普通の飲み方に比べてカフェインの摂取過多になりがちです。エスプレッソ同様、使用する湯の量は控えるようにしましょう。
また、一日の終わりやディナータイムにエスプレッソ風コーヒーを楽しむ時は、カフェインレスインスタントコーヒーを使うのがおすすめ。時間を気にせず楽しめるように、通常のものとカフェインレスの両方を常備しておくのもいいですね。専用器具がなくとも楽しめるなんちゃってエスプレッソ、あなたも自宅で楽しんでみませんか。