湯気立つコーヒーに温めたミルクをゆっくり注ぎ…想像しただけでホッとしてしまう不思議な飲み物、それがカフェオレです。あたたかくも奥深さを持つカフェオレは、淹れ方次第で風味が変化します。自分好みのこだわりのカフェオレ、淹れてみてはいかがでしょうか。
カフェオレとカフェラテ、何が違うの?
カフェオレとカフェラテ、カフェや喫茶店でよく見る似たようなメニューだけど、一体何が違うの?そう思っている方も少なくないと思います。まずは基礎知識!簡単ですが、カフェオレとカフェラテの違いを見てみましょう。
カフェオレ
- フランス生まれ(フランス語)
- ベースはドリップコーヒー
- 温めたミルクを注ぐ
- 200ml中、5:5の割合
カフェラテ
- イタリア生まれ、アメリカ育ち(イタリア語)
- ベースはエスプレッソ
- スチーミングしたミルクを注ぎ、フォームミルク(泡)を少量乗せる
- 200ml中、2:8くらいの割合
ベースとなるコーヒーやミルクの使い方から違いが見えますね。エスプレッソは濃いので、カフェラテのミルクの割合が多いのは納得です。エスプレッソベースで淹れる、ということはエスプレッソマシンが必要です。喫茶店業を営んでいる方ならともかく、一般家庭にエスプレッソマシンはないのではと思われます。
そのため、自宅で簡単に作れてしまうカフェオレがおすすめ!という訳ですね。
自分だけのこだわりのカフェオレを!
店舗で商品としてカフェオレを作ろうと思ったら、材料から調理器具、淹れ方の手順までキッチリとしていかなくてはなりません。自宅で淹れるからこそ自由にカスタマイズできるのがカフェオレの醍醐味です。
深煎り?浅煎り?
深煎りのブレンドを選ぶと、コーヒー感の強いカフェオレになります。焙煎が浅いものでも出来なくはないですが、ミルクの種類によっては味が負けてしまいます。困ったら、インスタントコーヒーを小さじ1杯、抽出したコーヒーに足してみましょう。
浅い焙煎で酸味のある豆だと、ミルクティーのような味わいで楽しむことも出来るので、コーヒーか紅茶か迷ったらチャレンジしてみるのも面白いかもしれないですね。
コーヒーはどうやって淹れる?
カフェオレのベースはドリップコーヒーです。ペーパーフィルターで抽出するのが一般的だとは思いますが、今回のテーマは、『こだわりのカフェオレ』です。ここは好きな器具で抽出してしまいましょう!
すっきり飲みやすい!ペーパーフィルター
ペーパーフィルターが豆の油分も吸着してくれるので、スッキリした飲み口になります。個人のスキルで味が変わってくるので、一番調節しやすい抽出方法です。つきっきりで抽出しなければならないので、時間がかかります。
風味大事に!フレンチプレス
メタルフィルター(金属フィルター)での抽出なので、豆のオイルもしっかり抽出されます。よって、風味が強く抽出されます。微粉といわれる細かい粉が抽出液の中に舞っているので、ミルクと混ぜたときに、表面の粉が気になる方もいるかも知れません。
抽出は面倒…!インスタントコーヒー
時間がない時はもちろん、大のお気に入りのインスタントコーヒーがある方はこれでもOKです。味の好みも自由自在ですし、中には元から甘味の付いている物もあるので、苦いのが苦手な方がいても、カフェオレを楽しむことも出来ます。一度ドリップしたものをフリーズドライしてあることが多いので、一応ドリップコーヒーとして捉えてください。
ミルクのお好みは?
通常の牛乳や豆乳、最近はアーモンドミルクなど種類は様々。アレルギーや体調に合わせて選べるのは嬉しいですね。温め方も、片手鍋でじっくり温めるもよし、電子レンジに任せるもよし。牛乳の膜が気になるという方は、温めるときにティースプーン一杯のお砂糖を入れてみてください。沸点が上がって幕が張りにくくなります。ただし、入れすぎによる糖分の過剰摂取には注意です。
こだわりのカフェオレ まとめ
いかがでしたでしょうか?自宅で『こだわりのカフェオレ』を美味しく飲むコツは、楽しくこだわって作ってみることだと思います。
コーヒーの抽出や、合わせるミルクも好きに選んでいいのは大きなメリットです。「カフェオレだけどカフェラテっぽくしたいな」と感じたら、ミルクフォーマーでフォームミルクを作ってみても楽しいですよ。シロップやチョコ、キャラメルのソースを用意するのもいいかもしれませんね。
それでは、美味しくて楽しいカフェオレタイムをお過ごしください!