濃厚なコーヒーのコクと苦味、そしてミルクのまろやかさによるハーモニーが味わい深いカフェラテ。日本でもカフェで多く見られる人気のメニューですよね。カフェラテはどんな時におすすめの飲み物なのか、考えてみましょう。
カフェラテは「エスプレッソ2:ミルク10」
そもそも、カフェオレとカフェラテの違い、ご存知でしょうか。
基本的にはカフェオレはドリップコーヒーとミルク、カフェラテはエスプレッソとミルクを混ぜあわせたものです。また、コーヒーに対するミルクの分量も異なり、カフェオレはコーヒーと5:5の割合なのに対して、カフェラテはコーヒーが20%、ミルクが80%程度の2:8割合で作るのが一般的です。
重めなミルク系コーヒーを楽しみたい時におすすめ
苦味の強い深煎り豆で淹れるエスプレッソを使っているため、カフェラテはカフェオレよりもコーヒーのコクが際立つ味わいになっています。その上、ミルクの割合が80%と多いので、ミルクの厚みのあるコクとまろやかさが加わります。
スッキリめのカフェオレに比べ、飲みごたえのあるコクとまろやかさを楽しめるのがカフェオレの特徴です。
空腹時でもダメージの少ないカフェラテ
一般的に、空腹の状態でコーヒーを飲むのは、胃壁を刺激してしまうためあまり良いことではないとされています。しかし、コーヒーとは逆に、ミルクは胃壁に膜を張り守ってくれると言われているため、ミルクの割合の方が多いカフェラテは、空腹時でも飲めるカフェイン飲料です。
忙しくて朝食をとる時間のない時におすすめ
自宅でエスプレッソマシンを持っている方は少ないでしょうが、忙しくて朝食を摂る時間のない時にはおすすめです。朝、カフェラテを飲むのであれば、脳の栄養にもなる砂糖を入れて楽しむようにしましょう。職場につき、業務に取り掛かることにはスッキリした頭で仕事に望むことができますよ。
また、エスプレッソマシンがない場合、出勤時にカフェなどに寄って持ち帰りのカフェラテを頼んでみましょう。
カフェインに敏感すぎる方にも
カフェラテのもとになるのは苦味が強く濃いめの風味を持つエスプレッソ。そのため、カフェインが強すぎるイメージを持ってしまいがちですが、実はドリップコーヒーと比べカフェイン量は少ないです。
カフェイン量の「カフェオレ>カフェラテ」の図式はコーヒーとミルクの割合からも察することができますが、それ以前に『焙煎を進めていくたびに減っていく』というのが、カフェインのひとつの特徴でもあります。
ある一定量を超えてカフェインを摂ると眠れなくなってしまう…という方は、カフェイン量の少ない“深煎り系”のコーヒーを選ぶようにしましょう。
お昼寝“前”の一杯におすすめ
カフェラテは“深煎り系”のカフェイン量を抑えたミルクお多めのコーヒーですが、もうひとつ、おすすめの飲み方があります。それは、『昼寝をする前に飲むこと』です。
コーヒーに含まれるカフェイン効果が現れるのは、実は飲んでから20分前後というのが研究結果でも公開されています。そのため、職場で効率良くスッキリと目覚めたいのであれば、カフェラテを飲み、20分ほど眠るのが最適です。
苦味が苦手な方にもおすすめのカフェラテ
総括すると、カフェラテは「エスプレッソをもとにした」「ミルクの割合が多く」「カフェイン量の少ない」ミルク系コーヒーと言えます。そのため、上記であげたシチュエーションにはピッタリのコーヒーなのです。
金銭に余裕があれば、ぜひ自宅で気軽にカフェラテを作ることのできる、エスプレッソマシンの購入を考えてみてくださいね。