カプチーノやカフェラテなどのミルク系のコーヒーには、フォームドミルクとスチームミルクの2種類を使ったメニューがあることをご存知でしょうか。どちらもミルクではあるものの、いざ口に含んでみるとその違いはハッキリしているのです。今回は、フォームドミルクとスチームミルクの違いについてまとめてみました。
フォームドミルクとは
フォームドミルク(フォームミルク)とは、簡単に言うと「ミルクに空気が入って泡状になったもの」です。ミルクの泡と液体が分離している状態で、きめ細やかな泡の状態のミルクが、口当たりの優しい飲み口にしてくれます。カフェラテやカプチーノなど“ふわふわ”とした見た目が特徴的で、「フォームドミルク」「フォームミルク」とも呼ばれています。
また、自宅で楽しむ場合も道具を揃えるだけで簡単に作ることができます。Amazonなどで取り扱っているミルクフォーマーなども1,000円程度から購入することができます。
フォームドミルクの作り方
ミルクを深めの耐熱カップに入れ、レンジで70度くらいまで加熱します。温めたミルクにミルクフォーマーを入れ、スイッチを入れます。ミルクフォーマーを液の表面ぎりぎりでまわしてしまうと、ミルクが飛び散るので注意してください。ミルクフォームが元のミルクの2倍ほどの量になったら完成です。
スチームミルクとは
スチームミルクとは、蒸気で温められたミルクのことを言います。ミルクの泡と液体が混ざり合った状態、つまり「泡にならなかったホットミルクの部分」を指します。普通のホットミルクのことですね。家庭で本格的なスチームミルクを作る場合は、スチーム機能付きのコーヒーメーカーがおすすめです。
フォームドミルクとスチームミルクの割合
カフェのメニューでよく見るミルク系のコーヒーは、このフォームドミルクとスチームミルクの割合でメニュー名が変わってきます。例えば…
- カプチーノ
エスプレッソをベースとした「フォームドミルク:スチームミルク=5:5」の3層で淹れたもの。 - ラテ
エスプレッソをベースとした「フォームドミルク:スチームミルク=0:10(お店によっては1:9)」で淹れたもの。カフェオレと間違われやすいですが、カフェオレはエスプレッソではなくドリップコーヒーで淹れたものです。 - マキアート
エスプレッソをベースに「少量のフォームドミルクを注いだもの」です。本来はエスプレッソにスプーン1杯ほどのミルクを落としたものですが、お店によってはエスプレッソとミルクを1:1の割合で加えることもあります。 - カフェモカ
エスプレッソにエスプレッソと同程度のチョコレートシロップとスチームミルクを加え、ホイップクリームをのせたものです。風味としてはココアに近いものがあります。
美味しく楽しむために
フォームドミルクとスチームミルクを美味しく楽しむためのポイントは、温度です。65℃〜70℃という温度を守ることで、ミルクの美味しさを最大限に引き出すことができます。ご自宅でミルクアレンジを楽しまれる時は、温度に気をつけて作ってみてくださいね。
フォームドミルクとスチームミルクの違い まとめ
フォームドミルクとスチームミルクの違いは、一言で言うと「泡(フォームドミルク)か、液体(スチームミルク)か」です。カフェなどのメニューによって、フォームドかスチームか、相性や目的に合うものを使用し使い分けています。
フォームドミルクを自宅でも作ってみたい!という方は、インターネットショップなど簡単に器具を購入することができるので、ぜひ試してみてください。また、Coffeemeccaでもいくつかレシピをご紹介しているので、こちらもぜひご参考に。