特に予定のない休日は、コーヒーを飲んでのんびり過ごしてみるのもいいものです。豆を挽くところからはじめてみたり、淹れ方を変えてみたり。忙しい時には楽しめないような、休日にピッタリのコーヒーを紹介します。
“ミル”を使って豆を挽くところから
仕事で忙しい時は、缶コーヒーやインスタントコーヒーばかり飲んでいる…という方も、休日にはひと手間かけて“美味しいコーヒー”を自宅で淹れてみてはいかがでしょうか。
まずは何よりおすすめなのが、コーヒーミルを使って挽きたての香りから楽しめる一杯を作ること、です。コーヒー豆を挽く段階からはじめることで、豆を粉砕した時の香り“フレグランス”から楽しむことができます。
フレンチプレスで北欧風コーヒーを
「フレンチプレス」というコーヒーの抽出方法を知っていますか?近年スウェーデン・ノルウェーなど、北欧の国々で流行っている抽出スタイルです。簡単に言うと、挽いたコーヒー豆を直接お湯に浸し、その後鉄のフィルターで“プレス”しコーヒー液を抽出する方法です。
豆本来の風味を楽しめる
フレンチプレスで淹れたコーヒーは、優しい味わいで苦味だけではないコーヒー本来の酸味や甘みを感じることができます。北欧でよく飲まれている“浅煎り”の爽やかなコーヒーなどは、このフレンチプレスで淹れると美味しく楽しむことができます。
挽きたてのコーヒー粉を使うことで、より一層香りから楽しめる飲み方です。ちなみに、抽出時に漂ってくる香りを“アロマ”と言います。
上澄みだけを飲むトルコ風コーヒー
また、趣向を変え、トルコで飲まれているようなちょっと特殊なスタイルのコーヒーを飲むのも面白いです。
挽いたコーヒー粉や砂糖に直接お湯をかけて淹れる、トルコ風コーヒー。特徴的なのは、淹れたての状態ではコーヒーの液面に粉が舞っているということ。コーヒー粉が沈殿するのを待ち、上澄み液だけを飲むのが正しい楽しみ方です。
本場トルコでは、飲みきった後に沈殿したコーヒー粉の模様で占いをするのだとか。
喉が乾いたらアイスコーヒー
喉を潤したい、冷たいコーヒーが飲みたい、いう方は“水出しコーヒー”をためしてみてはいかがでしょうか。
元々は、インドネシアで生まれた苦い“ロブスタ種”のコーヒーを美味しく飲むために考案された飲み方。苦いコーヒー豆を美味しくアイスコーヒーにするには、最適な飲み方と言えます。
水出しコーヒーは抽出するためにはかなりの時間を要するので、前日の夜から仕込みはじめ、翌日に楽しめるよう準備しておきましょう。
休日に飲みたいおすすめのコーヒー まとめ
休日には“時間があるからこそ楽しめるコーヒー”を淹れ、忙しい時には楽しめないまったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。普段飲むコーヒーでは味わえないような“特徴的な一杯”を自宅で作ってみてください。コーヒーの香りが充満する部屋でゆっくり過ごし、平日に溜まった疲れを癒やして活力すると良いでしょう。