暑い日には無性に飲みたくなるアイスコーヒー。ドリップしたコーヒーを氷で冷やすのもいいですが、“水出し”で作ると濃厚さが増してとても美味しいです。ここでは、水出しコーヒーのおすすめシチュエーションを見ていきます。
コーヒー豆を水に浸しておくだけ
水出しコーヒーは、挽いたコーヒー豆をポットに入れ、水に浸しておくだけでできる簡単な抽出方法です。置いておく時間を変えることで濃度も調整できるので、好みの味に近づけることも容易です。
水出しコーヒー2つの方法
水出しコーヒーには2通りの抽出方法があり、喫茶店などで見かける演出感の高い方法は②にあたります。今回は、家庭でも簡単に作ることのできる①の方法でご紹介しています。
①水に浸す方法
不繊布(バック)に挽き豆を入れ水に浸す、もしくはフレンチプレスに挽き豆をそのまま浸す方法が、自宅で水出しコーヒーを作るには簡単です。室温・冷蔵どちらでも抽出することができます。
②一滴ずつ滴下する方法
喫茶店などで水出しコーヒーといえば、こちらが多く見る機会があると思います。専用の器具を使用し、挽き豆に一滴ずつ落としていく抽出方法です。滴下中の演出を楽しむことができますが、器具のコールドブリュワーが必要です。
アイスコーヒーを作り置きしたい時に
水出しコーヒーの抽出が完了するには、おおよそ12時間〜1日の時間を要すると言われています。そのため、飲む直前に作ることは基本的にはしません。
そのため、飲みたい時に飲めるよう作り置きしておくのが水出しコーヒーの主な楽しみ方としてはオススメ。例えば、専用のポットを2つ用意して、1つのポットに水出しコーヒーを作り、少なくなってきたらもう1つのポットに新しいコーヒーを作るといった方法です。
市販のアイスコーヒーではなく…
日頃からアイスコーヒーを頻繁に飲む方は、市販のアイスコーヒーを買うのではなくこの方法を試してみてください!コーヒーはやはり豆から淹れた方が美味しいですから。
豆が古くなってきた時に
焙煎から時間が経ってしまったコーヒー豆は、酸化が進んでいる状態の場合が多いです。時間の経った豆でドリップなどで淹れてしまうと、美味しくない酸味が際立ってしまい、あまり美味しくありません。
「もう処分するしかないかなぁ…」というようなコーヒー豆がある場合は、一度水出しコーヒーにしてみてください。
雑味やえぐみを抑えられる
水出しコーヒーは熱を加えることなく抽出するので、酸化が進んだことによって加わる雑味やえぐみ、嫌な酸味を多少抑えることができます。もちろん新鮮な豆と比べると味に差が出てしまいますが、古くなってきた豆を捨てるには惜しい場合、水出しコーヒーにすることで意外と美味しく飲むことができます。
水による味の違いを確かめたい時
お湯ではなく“水”で抽出する水出しコーヒーは、水の美味しさがダイレクトにコーヒーの味に現れます。そのため、水によるコーヒーの味の違いを確かめてみたいという場合、水出しコーヒーは非常におすすめです。
普段は水に関してあまり気にしないかもしれませんが、水出しコーヒーを飲むことによって新たに“水へのこだわり”が生まれるかもしれません。
「抽出中」をもっとも楽しめる方法
先述した専用器具コールドブリュワーを使った方法は、抽出中すらも楽しめるコーヒーの淹れ方のひとつです。一滴ずつ水を落としていくので、のんびりとコーヒーが抽出されていく時間を待つ楽しみ方ができます。
最近では家庭用のコールドブリュワーも販売されているので、探してみるのもいいかもしれませんね。
水出しコーヒーはどんな時におすすめ まとめ
アイスコーヒーは、コンビニやスーパーで買って飲む機会の方が多いかもしれません。しかし、水出しで淹れた自家製のアイスコーヒーは、既成品にはない深みのある濃厚な味わいが楽しめます。
デイリーユースのコーヒーとして作りおきしておくのにも最適な抽出方法なので、アイスコーヒー好きの方にはおすすめですよ。