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アルジェリアのコーヒー文化と特徴

アルジェリアのコーヒー文化と特徴

北アフリカに位置する国、アルジェリア。フランス領だったという歴史的背景もあり、中東・北アフリカ諸国の中ではコーヒー文化が定着している国となっています。
ここでは、アルジェリアのコーヒー文化とその特徴について紹介します。

アルジェリアはアイスコーヒー発祥の地?

アイスコーヒー発祥の国は、日本。そう聞いたことがある方は多いと思いますが、実はアルジェリア発祥という説が最も有力なのです。
話は、フランスがアルジェリアを植民地支配していた時代まで遡ります。アルジェリアの地域マサグランでは、コーヒーを水で割った飲み物「カセーレジョール」を飲む習慣がありました。この“水割りコーヒー”をフランス人が飲み、本国に持ち帰り「マサグラン」という名前で世に広めたと言われています。

トルココーヒーがよく飲まれている

フランスからの影響を色濃く感じるアルジェリア文化において、意外にもよく飲まれているコーヒーはトルココーヒーだといいます。
細かく挽いたコーヒー豆と水を直接沸騰させ、出来上がったコーヒーの上澄み液だけを飲むという、独特なトルココーヒーのようなスタイルです。これは、アルジェリアがイスラム教国であることが影響しています。
また、アルジェリアではコーヒーを注文すると必ず水が添えられるのだとか。濃厚なトルコ風コーヒーを飲むからこその文化なのかもしれません。

砂糖をたっぷり入れるのがアルジェリア流!

アルジェリアでコーヒーは“カフワ”と呼ばれていますが、このカフワにたくさんの砂糖を入れて飲むのがアルジェリア流です。
3〜4杯分の砂糖は当たり前。多い人はその倍近くもの砂糖を入れてカフワを楽しむらしいです。アルジェリアで飲まれているカフワは、トルコ風コーヒの中でもかなり濃い部類に入るので、砂糖を入れないと飲めないという方も多いのでしょう。

お酒の代わりに朝までコーヒーを飲み明かす?

先に述べたように、イスラム圏であるアルジェリアでは、基本的にお酒が禁じられています。外国人向けにビールやワインも販売していますが、イスラム教徒が飲むことはもちろん禁止。そのため、コミュニケーションを図る手段としてコーヒーが用いられているのです。
日本人の私達がお酒を飲みながら朝まで語り明かすように、アルジェリアの方々は、コーヒーを飲みながら宴会さながらのひと時を過ごすのだとか。コーヒーの“飲み会”と聞くと、何だか素敵な響きにも思えますよね。

アルジェリアのコーヒー文化は個性的!

以上のように、アルジェリアではコミュニケーションツールとして、深くコーヒー文化が浸透しています。お酒が飲めない国ですから、コーヒーが定着したのもある種必然的なことだったのかも知れません。コーヒーで朝まで飲み明かす……一度、ゆったりとそんなコーヒーの楽しみ方をしてもいいかもしれませんね。

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coffeemecca編集部

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