コーヒーの専門用語について紹介していく当コラム。ここでは、引き続き「か行」のコーヒー用語を見ていきましょう。
香味
コーヒーの香味を表現する言葉は多数存在します。コーヒー豆の特性や焙煎具合によって変化し、フレーバーと呼ばれる“コーヒーを口に含んだ時”に感じる香り風味を「香味」と呼ぶことが多いです。
「ストロベリーのような〜」「スモーキーな〜」など、香りと味の表現は多様にあります。
コーシャー
「コーシャー(Kosher)」とは、もともとユダヤ教で定められている“食べ物に関する決まり”です。ユダヤ教の聖職者が製造過程に携わり、宗教の規定にあっていた場合のみコーシャーの認定書が発行され、「U」のロゴマークが付きます。
コーヒーに関しても、製造の過程で身体に良くないものが入っていないか厳しく管理され、認められればコーシャーの印が製品に押されます。
コースティック
コーヒーカップに入ったコーヒーに光が差し込むと、カップの内側の面に反射して表面に明るい曲線が描かれます。このコーヒー表面上に見られる輝く曲線のことを「コースティック(Caustic)」といいます。
コーヒーアーン
コーヒーアーンとは、アメリカで開発された蛇口の付いたコーヒーを沸かす器具のことです。コーヒーアーンの上部にはろ過器がついており、コーヒーの粉を入れお湯を注ぐことで下部のタンクにコーヒーを抽出・保温しておきます。蛇口をひねるだけでコーヒーが楽しめるツー・イン・ワンの抽出器具として現在でも使わることがあります。
コーヒーアカデミー
コーヒーアカデミーとは、UCCが運営するコーヒーの教育機関です。複数コースが用意されており、初心者から上級者までコーヒーについての本格的に学ぶことができます。体験コースもありますので、気になった方は一度問い合わせてみてはいかがでしょう。
コーヒーインストラクター
全日本コーヒー商工組合連合会が、2003年に設立した資格。講義を受講し、コーヒーの専門知識、鑑定技術を取得した人のみがコーヒーインストラクターの資格を得られます。取得技術のレベルにより、2級・1級とランクが分かれています。
コーヒーオイル
コーヒー豆を焙煎する際に発生し、フレンチローストやイタリアンローストなど、深煎り焙煎になるほどコーヒー液の表面に浮き出てくる“油”のことを言います。コーヒーオイルにはコレステロール値をあげる成分が含まれるとされており、基本的にコーヒーオイルは飲まないことをおすすめします。
コーヒー鑑定士
コーヒーの官能検査(品質検査)であるカップテストを行なう人のことを「コーヒー鑑定士(カップテイスター)」と言います。正確な判断をするために厳しい訓練を積んでおり、日々の生活でも刺激物を摂取しないなどの努力をしているそうです。
コーヒークラシフィケーション
コーヒー豆の格付けのことを「コーヒークラシフィケーション」といいます。コーヒー豆は、商品として取り引きされる前に格付けを行い、価格が決まります。豆の大きさ・欠点豆の混入具合・色・香りなどが影響してくるそうです。
コーヒーサーバー
ペーパードリップ、ネルドリップで淹れたコーヒーを受け止める器具を「コーヒーサーバー」といいます。家庭でコーヒーを楽しむ際に使われる器具としては一般的なものといえるでしょう。