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イスタンブルのお勧めカフェ・コーヒー店②【イスティクラル・ベシクタシュ】

イスタンブルのお勧めカフェ・コーヒー店②【イスティクラル・ベシクタシュ】

イスタンブルで新市街と呼ばれるベイオール地区(Beyoğlu)やベシクタシュ地区(Beşiktaş)。Beyoğluはガラタ塔・イスティクラル通り・タクシム広場、Beşiktaşにはドルマバフチェ宮殿やサッカークラブ、少し歩けばオルタキョイモスクなど、観光地の多い場所でもあります。

今回は金角湾の北側のエリア(地図の赤い地域)にあるお勧めのカフェを、いくつかご紹介させていただきます。

Limonlu Bahçe【イスティクラル通り】

イスティクラル通り周辺で有名なカフェが、このLimonlu Bahçe(リモンル・バフチェ)です。店名は「レモンの香る庭」という意味で、隠れた庭のようなカフェです。

お店までのルート

お店はイスティクラル通りにありますが、このカフェは隠れ家のようで、店を見つけるのが大変なのです。

イスティクラル通りから東へ延びる通りYeni Çarşı Cd.(イェニ・チャルス・カッデシ)を歩いていくと、小さく看板と扉が見えてきます。

そして入り口の階段を降りて、地下通路を進みます。奥に見える光が、お店かと思いきや……

まだまだ続きます。

そして外の階段を降りると、やっとお店です。

隠れた庭のお店

Limonlu Bahçeは店名の通り、庭をイメージした店舗ですので、ガーデンハウスのような、木々に囲まれた開放感な空間になっています。

こちらが飲み物のメニューです。英語表記があるので、トルコ語を読めなくとも安心です。トルココーヒーもありますが、このカフェはコーヒーよりチャイが似合うカフェです。

写真のような普通のチャイもあれば、リンゴ・ローズヒップ・セージ・リンデン(菩提樹)のハーブティーもあります。また他にもデザートやランチも頂けます。イスタンブルの喧騒から離れて、休憩に癒しの時間を過ごすのも良いでしょう。

Mandabatmaz【イスティクラル通り】

人気ブランドショップが集まる、イスティクラル通り。その通りの路地に、有名なトルココーヒー屋さんがひっそりと佇んでいます。それがMandabatmaz Türk Kahvesi(マンダバトマズ・テュルク・カフヴェスィ)です。店名は「水牛は(Manda)沈まない(Batmaz)」という意味で、ロゴには水牛があしらわれています。

お店までのルート

お店はイスティクラル通りから、画像の小さな路地を少し入った所にあります。なかなかこの路地を見つけられない方が多いので、お店に行かれる際は注意深く探してみてください。

淹れている様子を見られる!

さてこのお店は有名なのですが、とにかく店が狭いです。店内に10数席、外に10席ほどです。しかし、だからこそのメリットが一つあります。

ここでは、目の前でコーヒーを淹れる様子を見ることができます。狭いお店ならではです。トルココーヒーの淹れ方を間近で見てみたいという方は、このお店を訪ねてみると良いでしょう。

撮影許可を訪ねると、“Tabii!! Tabii!!(もちろん!もちろん!)”と快く許可してくれました。

またこちらのお店ではMandabatmazu自家製のコーヒー粉が売られています。イスティクラル通りでのショッピングついでに買ってみてはいかがでしょうか。

Ara Cafe【イスティクラル通り】

こちらのAra Café(アラ・カフェ)も、イスティクラル通りから少し入った所にあります。こちらのカフェはMandabatmazuのような伝統的なお店というより、伝統をカジュアルなカフェに融合させた感じのお店です。

お店までのルート

お店はイスティクラル通りの真ん中付近Galatasaray(ガラタサライ)にあります。こちらも路地に入りますが、路地の突き当りにあるので、迷うことは少ないでしょう。

店内はどこかアジアンテイストな印象です。客層は若年層が比較的多く、チャイやコーヒーを片手にあちらこちらで談笑しています。

このカフェ、おもしろい所がコーヒーの出し方です。通常はコーヒーカップで出てくるものですが、Ara Caféでは紅茶に使うチャイグラスで出てきました。まさかコーヒーが、くびれたチャイグラスで出てくるとは思えず驚きです。

ちなみに写真はSütlü Kahvesi(スィトゥリュ・カフヴェスィ:トルココーヒー・オ・レ)です。透明なチャイグラスだからこそ、コーヒーの粉の沈み具合や、泡の浮き加減が横から見えるのは、意外とおもしろいです。

  • 営業時間:9:00~23:30(定休日なし)

Okkalı Kahve (Beşiktaş)【ベシクタシュ・ドルマバフチェ】

昔ながらのトルココーヒーをオシャレに提供しているカフェが、このOkkalı Kahve(オッカル・カフヴェ)です。お店は今回のBeşiktaş(ベシクタシュ)と アジア側のKadıköy(カドゥキョイ)の2店舗あります。

お店までのルート

Beşiktaşの店舗は、観光名所ドルマバフチェ宮殿の近くの繁華街に佇んでいます。

周辺にはトラムや地下鉄はなく、バスではAkaretler(アカレトゥレル)、もしくは船でBeşiktaş船着場へ行くと便利です。

このように交通の便が悪いのですが、Beşiktaşは繁華街で、もちろんカフェも人で溢れています。

カウンターを見ると、エスプレッソマシーン、その隣には自動トルココーヒーメーカーが置いてあります。何と伝統的なコーヒーが、現代的な方法で淹れられています(笑)。スタッフ曰く、抽出時間や温度が一定で美味しく出来るのだそうです。

このカフェ、とにかくトルココーヒーのバリエーションが豊富なのです。

中にはCilveli Kahve(いちゃつくコーヒー)やAdana Gar Kahvesi(アダナ駅のコーヒー)など変わったコーヒーもあります。どんなコーヒーなのかは、飲んでみてのお楽しみです。

ただ一つ教えておきましょう。画像はHatay Kahvesi(ハタイ県のコーヒー)というコーヒーですが、ハタイ県(特にアンタキヤ市)のコーヒーは焙煎を二度行うため、一般的なトルココーヒーより深い味わいが楽しめます。

The House Cafe (Ortaköy)【オルタキョイ】

このオルタキョイモスクと7月15日殉教者橋の写真、見たことある方もいるのではないでしょうか。この観光スポットの背後に、お勧めのカフェが一軒あります。それがThe House Café Ortaköy(オルタキョイ)です。

The House Caféは他にもBeşiktaş(ベシクタシュ)やショッピングモールが集まるLevent(レヴェント)にもあります。しかしもっともお勧めの店舗が、このOrtaköy店です。

その理由は……

これです。ガラス張りの壁のすぐ先に、ボスポラス海峡。景観を楽しむことのできる素敵なカフェなのです。

お店までのルート

オルタキョイへはバスか船が一般的です。バスではKabataş Lisesi(カバタシュ・リゼシ)が最寄りです。そこから海に向かうと、有名なオルタキョイモスクの広場に着きます。船ではOrtaköy(オルタキョイ港)を降りた場所です。

その広場からThe House Caféの文字が見えるので、迷うことはないでしょう。

お洒落なメニューとカフェタイム

ドリンクメニューはコーヒーからチャイまで様々ありますが、価格帯は若干高めです。

そしてトルココーヒーが、これまたオシャレなのです。通常コーヒーと一緒に付いてくるお菓子はロクムですが、ここではクッキーが付いてきます。そして水には細切りのカリンが加えられています。

“伝統的”なトルココーヒーが、とても“オシャレ”に出てくるのです。

ちなみにこちら、カウンター席があり注文すれば目の前でカクテルを作ってくれます。夜に訪れた方は、カクテルと一緒にボスポラス海峡の夜景を楽しんでください。

イスティクラル通り・ベシクタシュでお洒落なカフェタイム

イスタンブル旧市街は、昔ながらの伝統的なカフヴェハーネや老舗のお店が多い傾向です。一方で今回のイスティクラル通りやベシクタシュは、繁華街ということもあり、サードウェーブ系などお洒落なカフェが多い地区となっています。

トルココーヒーを色々な飲み方で楽しみたいという方は、今回ご紹介した地区に行ってみることをお勧めします。観光や散策がてら、お洒落で優雅な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。