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ベルリンのお勧めカフェ&コンディトライ

ベルリンのお勧めカフェ&コンディトライ

ドイツの首都、ベルリン。観光やビジネスで訪れる方も多いのではないでしょうか。

そんなベルリンは、ヨーロッパ2位の大都市でもあり、東西分断の歴史もあり、移民が多く住んでいたりと、多様性あふれる創造的な街でもあります。そんな街には老舗カフェはもちろん、サードウェーブ系やデザートの美味しいお店が様々あります。

そのうちのいくつかを、これからご紹介していきたいと思います。

Barcomi’s Deli(Hackerscher Markt)

ベルリンで今もっとも有名なカフェが、このBarcomi’s Deli(バルコミズ・デリ)でしょう。ケーキが美味しいこと、そして隠れ家的カフェであることが人気の理由です。

隠れ家すぎるお店

しかし、隠れ家“的”ではなく実際に隠れ家であることが、Barcomi’s Deliの最大の特徴です。

S-BahnのHackescher Markt(ハッケシャー・マルクト駅)から北にRothenthaler Str.(ローゼンターラー通り)を行きます。そしてその途中、左手にあるSophien Straße(ソフィーエンシュトラーゼ)という小道に入っていきます。すると、小さく“Barcomi’s Deli”と書かれた看板と鉄の扉があります。看板が小さいので見逃さないよう気を付けてください。

この鉄の扉を開るとお店……ではありません。吹き抜けです。なんとお店はさらに奥にあるのです。

そしてもう一つ奥の吹き抜けに、やっと店が見えます。

隠れた奥の人気店

カフェの中は穏やかな暖色と、ゆとりあるテーブルで構成された内装です。しかしこのゆとりとは正反対に、店はいつも混んでいて空席待ちもしばしばです。そのため、混んでいるときはテイクアウトという手段もあります。

テイクアウトは店を入って左側に行くと、このようにケーキのショーウィンドウが並んでいます。

一人の店員さんに聞いたところ、お勧めがこの“Devil’s Food Cake(悪魔のケーキ)”。ガナッシュをこれでもかと塗りたくったケーキです。

さて、このお店、ショーケースから上に目をやると、色々なコーヒー豆が並んでいます。シングルオリジンや自家製のハウスブレンドもあります。

街探検もできるBarcomi’s Deli

ここは隠れた場所で、コーヒーとケーキとともに寛ぐ場所です。ベルリン観光の疲れの一休止に寄ってみてはいかがでしょうか?店を探す間に、ベルリンの街中探検もできるかもしれません。

Confiserie Reichert(Mitte, Steglitz, Moabit)

1882年創業、ベルリンきっての老舗コンフィセリエ(仏のコンフィズリーと同じ洋菓子店)が、このConfiserie Reichert(コンフィセリエ・ライヒェルト)です。しかし本店はベルリン南西のSteglitz(シュテーグリッツ)という郊外にあり行きづらいのですが、支店が中心部に程近いミッテ区にあります。今回はこのミッテ区の支店をご紹介します。

お店までのアクセス

ミッテ区のお店は、先ほどのBarcomi’s Deliの先にあります。ブランデンブルク門からはS-Bahnの1・2号線でOranienburger Straße(オラーニェンブルガー・シュトラーゼ駅)を降りて、駅名の通りOranienburger Straßeの一つ北にある通りAugust Straße(アウグスト・シュトラーゼ)を東に行くと左手に見えてきます。

ケーキとプラリネのお店

さてお店に入ると、このようにケーキがずらりと並んでいます。

そしてショーウィンドウの上には、かわいいマジパンも売られています。さすがは洋菓子店です。

このお店のお勧めはSchwarzwälder Sahne(シュヴァルツヴェルダー・ザーネ)です。ドイツ菓子で有名な「キルシュトルテ」、そのザーネクリームを多くしたものですが……、もはや半分以上がザーネクリームです(笑)。ケーキが重いという方には、プラリネが有名なのでお勧めです。

市内に3店舗あるReichert

このConfiserie Reichertは、シュテーグリッツ・ミッテ・モアビット(テイアーガルテンの北西)の3店舗あるので、宿泊先や観光先に応じて各々のお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?ザーネクリーム尽くしのキルシュトルテが待っています。

The Barn(Mitte, Kurfürstendamm)

The Barn Cafe

今さっきお話ししたConfiserie ReichertのMitte店のすぐ向かいにあるのが、“The Barn Cafe”です。

このお店はベルリン市内のサードウェーブの筆頭格、The Barnの1号店です。行き方はConfiserie Reichertをご参照ください。そのConfiserie Reichertの真向かいにあるので、Reichertでケーキを食べた後に行ってみるのも良いかもしれません。

さっそく扉を開けると、店の内部はモノクロの壁に木材を用いた家具と、モダンな内装に仕上がっています。人気店ながらも面積が狭いので、席が埋まっていることもしばしばです。

カウンターにはコーヒーの袋。The Barnはコーヒー豆を自家焙煎しており、購入することができます。

また、コーヒーだけでなくパンも売られているので、コーヒー片手に軽食も可能です。満席の時はコーヒーとパンをテイクアウトして、食べ歩きしながらベルリンを巡ってみてはいかがでしょうか。

The Barn Roastery

ここまで1号店についてお話してきましたが、このThe Barnの本拠地は実は2号店なのです。この2号店は1kmほど東にある“The Barn Roastery”という名前のお店です。

店へは、まずU-bahn 8号線Rosa Luxemburg Platz(ローザルクセンブルク・プラッツ駅)を降ります。そして、駅から南北に貫くSchönhauser Allee(シェーンハウザー・アレー)を少し北に行くと、右手にお店が見えます。

名前の通り大きな焙煎機が置いてあって、また1号店に比べて店が広いので、ゆっくりと過ごすことができます。一休止したい方は、こちらの2号店に行くと良いでしょう。

The Barn – Café Kranzler

西ベルリンでもっとも有名なカフェがCafé Kranzler(カフェ・クランツラー)でしょう。1835年創業で、Ku’damm(クーダム)ことKurfürstendamm(クアフュルステンダム)の一角にあります。

しかし、このカフェはCafé Kranzlerと名乗りつつも、今はThe Barnが営業しているのです。

お店はU-Bahn 1号線のKurfürstendamm駅の出口から目の前、あるいはS-BahnのZoologischer Garten(動物園駅)からJoachimsthaler Str.(ヨアヒムスターラー通)を南に下った場所にあります。

外観はKranzlerですが、入り口に行くとThe Barnと書かれてあります。ちなみにカフェ下には、ヨーロッパで有名な「Superdry極度乾燥(しなさい)」があります(笑)。カフェへはこのSuperdryの店内から階段を上るか、橋の入り口からエレベーターで上がる2つの方法があります。

そして最上階に上がると……

360度ガラス張りの開放的なカフェに辿り着きます。

こちらもパンの売り場があり、その奥でエスプレッソを抽出しています。そしてコーヒーを受け取ったら……

ぜひ窓際の席に行きましょう!クーダムを一望できます。

旧西ベルリンの目抜き通りクーダムやテイヤーガルテンの観光に疲れたら、酔ってみてください。開放的な空間が疲れを吹き飛ばして、明るい時間を与えてくれるでしょう。

Silo Coffee(Friedrichshain)

最後にご紹介するカフェは、旧東ベルリン側Friedrichshain(フリードリヒスハイン)にあります。名前はSilo Coffee(シロコーヒー)です。こちらもサードウェーブ系のカフェです。

お店へのアクセス

お店はトラムM13系統でSimplon Str.(シンプロン・シュトラーゼ電停)のそば、もしくは M10系統でGrünberger Str.(グリュンベルガー・シュトラーゼ電停)から東へ歩いた所にあります。

お洒落な内装と、安いコーヒー。

店内は打ちっぱなしのコンクリート壁に色褪せた木材のテーブルと、そして奥の席は赤レンガの壁、これぞサードウェーブというデザインの内装です。

このお店のエスプレッソは浅めの焙煎で、比較的酸味が強く出たエスプレッソです。このカフェはエスプレッソが2ユーロ、カプチーノが2.8ユーロと安いのが特徴です。

フリードリヒスハイン地区へは観光で行かれる方は少ないかもしれませんが、東の方を散策する時に寄ってみてください。

ベルリンのお洒落なカフェに行こう。

ベルリンは、ロンドンに次ぐヨーロッパ2位の人口を抱える都市なので、それだけカフェもたくさんあります。しかし注目したいのは、The Barnのようなサードウェーブ系カフェの多さです。

ベルリンは芸術やファッションなど創造産業が有名で、カフェも同じく個性的なカフェ・オシャレなカフェが多いのです。他にも東側を歩いていると、オスタルギー(旧東ドイツへの郷愁)を匂わせる古めかしいかカフェもあります。

ベルリンのカフェは想像溢れる面白さがあるので、観光ついでにカフェ巡りをしてみるのはいかがでしょうか。

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。