「ブラックルシアン」「ホワイトルシアン」――どちらもカクテルの名前です。カッコイイ名前ですが、実は居酒屋でもお馴染み“カルーア”など、コーヒーリキュールで作るカクテルです。ここでは、ブラックルシアンと関連のカクテルについてご紹介していきます。
ブラックルシアンとは?
どこか闇の深そうなネーミングの「ブラックルシアン」ですが、バーやお洒落な居酒屋に行くと、意外と見かけることの多いカクテルです。おそらく、カルーアベースのカクテルでは、カルーアミルクに次いで有名でしょう。
では、ブラックルシアンとは何なのでしょうか?それは、名前を紐解くとわかります。
「ブラック」と「ルシアン」
ブラックルシアンの「ブラック」とは、コーヒーの色を指していて、カルーアを例えています。そしてもう一つの「ルシアン」は、ウォッカの一大産地であるロシアから付けられています。つまり、カルーアとウォッカで作るカクテルなのです。
ブラックルシアンは、無味無臭のウォッカを使うので、カルーアの味をダイレクトに堪能できることが特徴です。そんなブラックルシアンのレシピ、ご紹介していきます。
ブラックルシアンのレシピ
〘準備する物〙
- コーヒーリキュール(カルーア):20ml
- ウォッカ:40ml
- 氷
- ロックグラス(オールドファッションド・グラス)
- マドラー or スプーン
〘作り方〙
- まずグラスに氷を入れます
- 次に、グラスにコーヒーリキュールとウォッカを注ぎます。
- 最後にスプーンで軽く混ぜて(ステアして)完成です!
ブラックルシアンの良い所は、このカルーアとウォッカという手に入りやすいお酒を混ぜるだけで出来てしまう所です。
ただひとつ気を付けて頂きたい点が、ブラックルシアンの度数の強さです。カルーアは20度で、ウォッカは40度前後とすると、カクテルにすると35度近くになります。かなり度数が強いので、飲みすぎてしまわないようお気を付けください。
そんな強いブラックルシアンですが、それを飲みやすくアレンジしたものが「ホワイトルシアン」です。一体どんなカクテルなのか、これからお話しします。
ホワイトルシアン:何がホワイト??
「ホワイトルシアン」、ブラックとは対極の名前です。何がホワイトなのでしょうか?カルーアミルクのようにミルクを入れるのか……というと、実は違うのです。
使うのは「生クリーム」です。生クリームを使ったリッチで飲みやすいカクテル、そんなホワイトルシアンのレシピを見ていきましょう。
ホワイトルシアンのレシピ
〘準備するもの〙
- コーヒーリキュール(カルーア):20ml
- ウォッカ :40ml
- 生クリーム:適量
- 氷
- ロックグラス(オールドファッションド・グラス)
- マドラー or スプーン
※基本的にブラックルシアンのレシピ+生クリームです。
〘作り方〙
- まずはブラックルシアンを作ります。
- そしてブラックルシアンの上に、生クリームを浮かべて(フロート)完成です。
端的に言えばブラックルシアンに生クリームを浮かべただけです。しかしこの浮かべるのが意外と難しいのです。
そのまま生クリームを注ぐと混ざってしまい、ホワイトではなくベージュ色になってしまいます。注ぐコツは、スプーンを使うこと、です。スプーンを氷の上に添えて、そっと生クリームを注ぐと成功しやすくなります。
カルーアを楽しむブラック or 飲みやすいホワイト
無味無臭のウォッカを使うからこそ、カルーアそのものの味を楽しむことができるのが、ブラックルシアンの良いところです。一方で、ウォッカのアルコールの強さを和らげるために生まれたのが、ホワイトルシアンです。
どちらも各々の良さがあるだけでなく作りやすいので、カルーアミルクに飽きている方は飲んでみてはいかがでしょうか?