今回のコーヒー豆は、デカフェ「カフェインレス・コロンビア」です。近年のカフェインレス・コーヒーは技術の向上により、風味の劣化がかなり抑えられています。苦味は若干弱めですが、コーヒーとして飲むには遜色ないものとなっています。
今回の「カフェインレス・コロンビア」も例外ではなく、デカフェにもかかわらず、コーヒーとして美味しく飲むことのできる逸品です。
「カフェインレス・コロンビア」は、こんなコーヒー
風味・特徴
- 焙煎:シティロースト
- 香り:丸く滑らかな香り
- 風味:バランスの取れた綺麗な風味
- 余韻:丸みのある余韻
オススメの抽出方法
- ペーパードリップ:端正なコーヒー
- ネルドリップ :丸く落ち着いたコーヒー
- フレンチプレス :スッキリ爽やかなコーヒー
オススメの飲み方
- 何も加えずに、そのまま飲む
相性
- 砂糖 :普通
- ミルク:良い
- お菓子:なんでも相性が良い
こんな時にオススメ
- 夜にコーヒーを飲みたい時に
- バランスの良いコーヒーを飲みたい時に
スイスウォーター方式
このカフェインレス・コロンビアのカフェインを抜く方法が、とても面白いのです。スイスウォーター方式という方法です。
コーヒー豆の成分を水に浸出させてから、浸出した成分のうちカフェインだけを除去します。そしてカフェイン以外の成分を、再びコーヒー豆に戻すという方法です。
ペーパードリップ:端正なコーヒー
カフェインレスの特徴でもある苦みの少なさはあるものの、それ以外にはクセがみられず、普通の飲みやすいコーヒーです。バランスの取れた風味と、ペーパードリップのスッキリした味わいは、端正というと近いかもしれません。
これまでのデカフェで言われてきた「不味い」という印象は全くありません。とても飲みやすいコーヒーです。
今回の抽出方法
- ドリッパー:HARIO V60ドリッパー
- 豆の分量:25g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:80℃
ネルドリップ:丸いコーヒー
特に抜きんでた味がないバランスの取れた味で、ネル特有の丸みもあります。余韻も丸く、長続きしませんが柔らかくフェードアウトしていきます。
この柔らかい味とカフェインレスの特徴から、ゆっくり夜遅く読書をする時にはピッタリのコーヒーです。
今回の抽出方法
- 豆の分量:25g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中粗挽き
- 抽出温度:80℃
フレンチプレス:爽やかなコーヒー
ドリップと変わらずバランスの取れた風味ですが、ドリップより明るく爽やかです。カルダモンのような爽やかで芳香漂うフレーバーが特徴的です。フレーバーは口の中で華やかに丸く広がります。
夏は、カルダモンを足してみよう
フレンチプレスの爽やかな風味にカルダモンを加えると、爽やかでエキゾチックなコーヒーになります。実際アラブではカルダモンを加えるコーヒーもあり、夏場に楽しむホットコーヒーとしてカルダモンはオススメです。
カルダモンは香りが強いため、シナモン同様に少し振りかけると程よく香りが鼻をくすぐります。
今回の抽出方法
- 豆の分量:18g(容量350mlのプレス)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:4分00秒
デカフェ「カフェインレス・コロンビア」まとめ
個人的な感想
特徴のない風味ですが、むしろ特徴がないと言えるくらい通常のコーヒー豆と変わらない味には、驚きを隠せない部分がありました。かなり飲みやすいコーヒーです。個人的にはフレンチプレスで抽出して、カルダモンを少し加えるとオススメです。
コーヒー豆の情報
- 名称:カフェインレス・コロンビア
- 産地:コロンビア
- 焙煎:シティロースト
- 精製:ウォッシュト
- カフェイン抽出方法:スイスウォーター方式
- 販売店:生豆本舗
- 販売店URL
http://www.namamame.jp/