コーヒーをもっと趣味に

コーヒーとおはぎの相性【フードペアリング】

コーヒーとおはぎの相性【フードペアリング】

緑茶との相性抜群の餅菓子「おはぎ」。和菓子の代表格のひとつとして有名ですよね。では、コーヒーとのフードペアリングはどうでしょうか。今回は、コーヒーとおはぎの相性について。また、おはぎに合わせるコーヒーの焙煎度合いについて見ていきましょう。

おはぎについて

おはぎ

おはぎとは、炊いた米(もしくは蒸した米)をつぶして俵型に丸め、表面を粒あんで覆った餅菓子のことを言います。秋の七草のひとつ、萩の花と小豆の形が似ていることから「おはぎ」と呼ばれるようになったそうです。

また、萩の花が咲く秋に食べるおはぎに対し、牡丹の花が咲く春に食べる餅菓子を「ぼたもち」と呼ぶのだそうです。おはぎとぼたもちは食べる季節によって呼び方が変わるだけで、一般的には同じものとされています。

おはぎは元々甘くはなかった

昔、砂糖はとても貴重なもので一般的には手に入れにくかったことから、小豆を塩で煮た塩あんでつくられていたそうです。甘いおはぎも美味しいですが、しょっぱいおはぎもちょっと気になりますよね…

ちなみに、おはぎに使われている小豆には邪気をはらう効果があると信じられており、先祖供養のお供えをしたのがおはぎのはじまりだといわれています。

おはぎにおすすめのコーヒー

コーヒーとおはぎ

おはぎにおすすめのコーヒーは、小豆に負けないコクと苦味をあわせもった、やや深煎りのコーヒーです。中でも酸味の少ないものがおすすめです。

実際にあわせてみました

今回は、コロンビアとタンザニアがメインのやや深煎りコーヒーとあわせてみました。おはぎのもちもち食感と塩味と甘味が、ビターなやや深煎りコーヒーをほんのりと甘く感じさせてくれ、最後までおいしくいただくことができました。

おはぎの種類に合わせてコーヒーも変えよう

おはぎには米の種類が違うもの、表面にまぶしてあるものが違うものなど、さまざまな種類があります。たとえば、きな粉をまぶしてあるものには、中浅煎りめのコーヒーをあわせるなど、コーヒーの種類や焙煎度合いを変えて、フードペアリングを楽しんでみるのもおすすめです。

コーヒーとおはぎの相性 まとめ

コーヒーとおはぎのペアリングは、コクと苦味の感じられる深煎りコーヒーとあわせることで、最後の一口までおいしくいただける相性になります。地域によりおはぎの味わいに違いがありますので、焙煎度合いを変えたり、コーヒーの銘柄を変えてみるなど、いろいろなコーヒーとの相性を楽しんでみるのもおすすめですよ。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。