中華料理のデザートとして人気の高い「杏仁豆腐」。現在ではコンビニでも手軽に手に入るスイーツのひとつです。今回はコーヒーと杏仁豆腐の相性について見ていきましょう。
杏仁豆腐について
杏仁豆腐は、アンズ類の種の中にある「仁」を細かく砕きすりつぶした汁を、寒天で冷やし固めたスイーツです。中国発祥のデザートで、宮廷などでも好まれた薬膳料理のひとつです。日本の文献では、1367年に僧侶がお茶請けとして使ったと記されているようです。
杏仁豆腐のはじまり
杏の種は杏仁(キョウニン)と呼ばれ、肺と腸をうるおす働きがあるとされていて、今でも民間薬として使用されています。杏仁はそのまま服用するには苦みが強いため、杏仁に甘味や牛乳を加えて食べやすく加工したのが、杏仁豆腐のはじまりといわれています。
杏仁豆腐におすすめのコーヒー
杏仁豆腐におすすめのコーヒーは、ビターな味わいが楽しめる深煎りのコーヒーです。杏仁の爽やかな香りとミルキーさがコーヒーの味わいをまろやかにしてくれますよ。
実際にあわせてみました
今回はコロンビアとタンザニアがメインの深煎りコーヒーと杏仁豆腐をあわせてみました。杏仁豆腐を楽しみながらコーヒーを飲むと、杏仁の持つ独特な風味のおかげでアジアンテイストが効いた爽やかなミルクコーヒーが楽しめます。
コーヒーと杏仁豆腐の相性 まとめ
杏仁豆腐は、ビターな味わいが楽しめる深煎りコーヒーをあわせるのがおすすめです。コーヒーの苦味を、爽やかな杏仁がまろやかにしてくれますよ。杏仁豆腐の独特な風味のおかげでアジアンテイストなフードペアリングが楽しめます。中華料理を楽しむ時に試してみてはいかがでしょうか。