ネスプレッソのカプセルコーヒーを、フレーバー別に特徴と飲み方を紹介していきます。今回ご紹介するカプセルは「Livanto(リヴァント)」。LivantoはVanilio(ヴァニリオ:バニラの香り)などのフレーバーコーヒーのベースにも使われるなど、ネスプレッソの代表的なエスプレッソカプセルです。
そんな訳もあって、全カプセル中もっとも平均的な位置に立つ風味を持っています。
「Livanto(リヴァント)」の注目ポイント
- 最も平均的な風味
- ネスプレッソの基準的な存在
Livanto(リヴァント)の風味
Livanto(リヴァント)は、「普通」という言葉がもっとも似合いそうなテイストをしています。
苦みは少なく、カラメルらしさ漂う柔らかな風味です。主張は弱く、どちらかというと柔らかなテイストで、飲みやすさに重きを置いています。そのため通常エスプレッソというと砂糖を加えて飲むものですが、この柔らかい風味はブラックでも飲めてしまうくらいです。
これといった個性はありませんが、むしろその安定感にホッと一息つける良さがあります。落ち着きたい時にオススメの一杯です。
砂糖との相性
砂糖との相性は優れていて、「あぁ、エスプレッソだな」と感じさせてくれます。エスプレッソの濃厚さと緻密な苦みに、砂糖の甘さが上手く絡み合っています。風味はこれといった個性のあるものではありませんが、そこに不思議な安心感を覚えます。
やっぱりLivantoはスタンダードだなと改めて感じさせてくれます。
ミルクとの相性
「Livanto:ミルク=1:1」でちょうど良いバランスが取れるあたりに、Livantoの調和を垣間見ることができます。1:1でカフェラテを作ると、エスプレッソの芳醇な苦みと、ミルクの滑らかな優しさのコントラストが、バランスよく絶妙に絡み合います。
そこに砂糖を少し加えることで、甘さも混ざった繊細な風味が生まれます。三つ巴ながらも調和が取れているところは、やはりLivantoの面白いところです。
Livanto(リヴァント)の美味しい飲み方
こんな時にオススメ
- どのカプセルから飲むか迷ったとき
- バランスある風味を楽しみたいとき
最初の一杯に良いカプセル
ネスプレッソを買って最初に迷うのが、どの豆で抽出するかです。そんな時はLivantoから飲むとオススメです。先ほど話したように基準的なコーヒーです。Livantoから飲み始めて、Livantoと比べてどんな味なのか見ていくと、自分の好みを探しやすくなるでしょう。
アレンジに使いやすい
基準となるような平均的な風味だからこその特徴が、アレンジへの汎用性の高さです。
アレンジしようとすると、いろいろなレシピを必要とするため、個性の強いコーヒーではバランスが崩れやすくなります。しかしLivantoの普遍さは、アレンジしても風味が崩れづらいのです。
また、個性の弱さは、別のメリットもあります。それはコーヒーが脇役になってくれるところです。個性が強いとアレンジに負けない主張をしてきます。その点Livantoは個性が弱く、アレンジを主役として引き立てることができるのです。
基準となるLivanto(リヴァント)
普通だからと侮ってはいけません。普通だからこそのメリットが、Livanto には沢山あります。いつでも飲める使い勝手の良さやアレンジへの応用など、意外と使い道が多いのです。また、基準となるその風味は、自分の好み差が足に役立ちます。
ぜひ初めの一杯にどうぞ。