自分好みのコーヒーに出会えるお店
11月に入り、朝夕は気温がグッと下がり肌寒くなってきました。こんな日はコーヒーが美味しい!一年中コーヒーを飲んでいるけど、この時分に飲むコーヒーは特に美味しい。
というわけで、今日も美味しいコーヒーを求めて朝から自転車でふらりと隅田川沿いを。
清澄白河のコーヒーブームに端を発し、去年辺りは蔵前や日本橋界隈にその潮流が起こっていますが、今回紹介するGumtree Coffee Roasterもイーストトーキョーの一角にお店を構えています。
武蔵小山にあるAMAMERIA ESPRESSOや両国のSingle Oといった都内の有名ロースターの豆を使っていたGumtree Coffee(下記URL参照)が自家焙煎を始めたという話を聞きお店に行ってみると、入って直ぐ左手にDIEDRICH製のスタイリッシュな焙煎機が。
1人がけの椅子と、3人ほどが座れるベンチ、カウンターにも椅子がありましたが、席数は少なめでゆとりあるスペースの店内。カフェ利用もできますが、イメージとしては豆を買いに行きがてら一杯飲んでいく、という使い方が近いかなと。
と思いきや、ドリンクメニューはかなり充実しています。エスプレッソ系はカフェラテ、カプチーノ、カフェモカは勿論、ノンカフェドリンク・ソフトドリンクも揃っています。
特筆すべきはコーヒー豆の種類の豊富さと焙煎度合い。昨今都内にオープンしている自家焙煎スペシャルティコーヒー店は、全体的に浅煎りが主流ですが、こちらではHigh Roast(基本的な8段階の4段目)からFullcity Roast(6段目)と若干深煎りの構成です。
日本の一般家庭で飲まれているコーヒーと同程度の焙煎度合いですが、浅煎りのコーヒーショップが増えている中で逆に新鮮なラインナップです。
カウンターに並んでいる銅製の高級感ある箱に入ったコーヒー豆。1杯目はエスプレッソを頂きました。選んだのは店名の入ったGumTree BLENDです。
香りの主張は控えめですが、柔らかい酸味は角が全く無く、後味もスッキリとした非常に飲みやすいエスプレッソです。単体でも十分美味しいですが、ミルクとの相性もとてもよさそう。次回はラテを頂きたいです。
2杯目はドリップ、個人的に一番好きなEthiopia Naturalを。普段浅煎りで飲み慣れている豆もFullcity Roastで飲む機会は少ないので味の違いがとても楽しみでした。
粗めに挽いた22gのコーヒー豆に対してお湯は250g。中央付近にお湯を一投で蒸らすと、ガスが放出されてむくむくと粉が膨らみます。香りが辺りに漂って、もうこの時点で美味しそう!
50円玉くらいの小さい円を細かく注ぎ、3分半ほどの時間でゆっくりと淹れていきます。
エチオピアの華やかな香りはしっかりと、雑味は一切なく、甘みと程よいキレのバランスが絶妙な一杯は、浅煎りのエチオピアを飲んだときのコーヒーらしからぬ衝撃こそありませんが、昔から飲み慣れたコーヒーを高水準に引き上げたようなイメージです。
より香りを強く感じたいという方はお湯の量を200g程度にしても良いらしいです。
店主さんと色々話もできて楽しい時間でした。立地柄サラリーマンと近隣に住む方が混在するエリアなので平日はお客さんの層も様々とのこと。世代毎にコーヒーの好みも分かれると思いますが、Gumtree Coffee Roasterはコーヒー豆の種類も豊富なので、きっと自分好みの味に出会えると思います。
Gumtree Coffee Roaster 店舗情報
住所:東京都江東区佐賀 1-6-1
移動時間:門前仲町駅から徒歩10分
営業時間:平日(11:00~18:00) / 土日(9:00~19:00)
定休日:火曜日
wifi:なし
電源:不明
喫煙:禁煙