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インドネシア トラジャ「天空」

インドネシア トラジャ「天空」

インドネシアのコーヒーでマンデリンと双璧を成すブランドと言えば、トラジャです。しかしマンデリンと違い、販売量は少なく手に入れる機会も少ないかもしれません。

今回はそのようなトラジャコーヒーの中でも天空と名付けられたコーヒー豆をご紹介せていただきます。

トラジャはどこで作られるのか?

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番組などで上の画像の建物を見たことはないでしょうか?

世界を旅する番組などで見かけることのある、この建物のある地域こそがトラジャコーヒーの産地です。トラジャコーヒーはインドネシアのスラウェシ島の山岳地帯に居住するトラジャ族によって栽培されています。

彼らの住んでいる標高1200m以上の一帯で栽培されています。その高い標高という厳しくも豊かな環境下で育ったことから、高い標高を例えた「天空」と名付けられています。

複雑・優雅で深みのある香り

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フレグランスは複雑さが際立っている印象です。鬱蒼としていて、イルガチェフェで感じられる華やかさとは正反対のものです。

アロマは香ばしさと柔らかさの両方の香りを感じられ、イメージとしてはショコラのような深く落ちついた印象です。

ペーパードリップ:立体感とビター

口に入った瞬間に感じられるコクは、非常に立体的で奥行き、そして強い甘みと深みのある酸も感じられます。また余韻はコクと甘みが長く続き、ほのかに感じられる立体感と滑らかな甘みが感じられます。

カカオ80%程度のビターチョコレートのような感じですが、奥行きのあるコクと酸味はチョコレートの柔らかさとはまた違う印象です。

抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)

  • 豆の分量:25g(二人分、250ml)
  • 挽き具合:中細挽き
  • 抽出温度:80℃
  • ポイント
    深い味わいのコーヒーのため高温で抽出しても良いのですが、高温だと苦みとコクだけが独り歩きしている印象です。甘みや深い酸味も感じられるチョコレートらしさを味わいたい方は、80℃前後で抽出するとオススメです。

フレンチプレス:ココアに近い

フレンチプレスの性格に反して、トラジャ天空は安定したコクと甘みを感じることができます。あっさりより柔らかいコーヒーで、ペーパードリップより滑らかで、ココアのような印象を受けます。

抽出方法の一例

  • 豆の分量:17g(350ml)
  • 挽き具合:中粗挽き
  • 抽出時間:4分00秒
  • ポイント
    コクと柔らかみを両立させるには4分前後がベストでしょう。時間が短いとコクが足らず、時間が長いと柔らかみが失われているように感じられました。

オススメの飲み方

アイスコーヒー

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豊かなコクと酸味はアイスコーヒーにするとたまりません。

甘みを含んでいることもあり、苦みがガツンと来るアイスコーヒーではなく、柔らかくスーッと流れるような感覚です。

個人的にはキンキンに冷やすのではなく、ひんやりする程度の冷たさで飲むことをオススメします。

焼き菓子と一緒に食べると良いかも

酸味を含んだ豊かなコクが特徴のトラジャ天空は、クッキーやフィナンシェのようなバターをふんだんに使用したお菓子との相性が良いです。個人的なオススメはカラメルビスケットと食べると抜群です。

コンビニコーヒーxスイーツ_フィナンシェ

トラジャ“天空”まとめ

全体的な特徴

  • 優雅で深みのある香り
  • 甘みが強く感じられる
  • 深みのある酸味と豊かなコク

個人的な感想

マンデリンの豊かさとは違う、ふくよかで立体的というような豊かさを持っています。マンデリンが複雑な豊かさとすれば、トラジャ天空はリッチな豊かさです。

スパイシーさはマンデリンほど強くなく、好みの別れないコーヒーと言えるかもしれません。

コーヒー豆の情報

  • 名称: トラジャ天空
  • 産地:インドネシア スラウェシ島 トラジャ地域
  • 精製方法:スマトラ式
  • 焙煎: シティロースト
  • 購入店: 生豆本舗
  • 購入店URL: http://www.namamame.jp/

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。