今回は神戸市にある、ゆう珈琲さんの「ハウスブレンド」についてご紹介させていただきます。ゆう珈琲さんでは、他のお店とは少し異なった焙煎方法を用いています。そしてその焙煎技術が詰め込まれたものが、このハウスブレンドなのです。
一体、どのようなコーヒーなのでしょうか?
「ハウスブレンド」は、こんなコーヒー
- 焙煎:フルシティロースト
香り
- フレグランス(豆の香り)
スモーキーだが、奥深く優しい香り - アロマ(コーヒーの香り)
深みの中に、ゆったりしたマイルドさを感じる香り
風味
- 深煎りでもマイルドで飲みやすい
- ほのかな熟した酸味とスパイシーさのアクセント
こんな時にオススメ
- ゆったり深煎りコーヒーで落ち着きたい時
- 毎日飲める美味しいコーヒーを探している方
ゆう珈琲の焙煎技術
冒頭で述べた通り、ゆう珈琲さんは“少し異なった”焙煎方法を用いています。それが「石釜焙煎」です。通常の直火焙煎では豆の外側のみ熱するため、焙煎にムラが出来ることがあります。その点、石釜焙煎は以下のようなメリットがあります。
石釜焙煎は焙煎機自体を天然石で取り囲んでしまうことで、直火と天然石の遠赤外線熱によってコーヒー豆を表面からだけではなく 全体を同時に焙煎することができます。[ゆう珈琲HP]
天然石の遠赤外線効果は、岩盤浴が身体を内側まで温めてくれるように、コーヒー豆を内側から熱してくれるのです。そうすることで直火焙煎のメリットを活かしつつ、満遍なくコーヒー豆を焙煎しているのです。
石釜焙煎のメリットとは?
ゆう珈琲さんでは石釜焙煎のメリットを以下のようにお話しています。
短時間でムラなく焙煎することが出来るので、深煎りコーヒーのような奥深いコクと旨味・浅煎りコーヒーのような香り高さ、クリアな口当たりをあわせ持ったコーヒー豆を焙煎することが出来ます。[ゆう珈琲HP]
このようにムラなく焙煎できることにより、味の質が良くなり美味しいコーヒーに仕上がるのです。ではその味わいについて、これから見ていきましょう。
ペーパードリップ:飽きない味わい
酸味はかなり穏やかで、程よいコクと苦みが特徴的なコーヒーです。
フレーバーは、穏やかな風味の中からスモーキーさが感じられ、柔らかいスコッチウィスキーのように感じられます。特にコクと苦みは、立体的な豊かさを感じさせてくれます。そしてこの風味が余韻として口に残るため、とても心地よいです。
滑らかで飲みやすい優しさと、スモーキーさの軽い刺激の組み合わせは、毎日飲んでいても飽きないコーヒーという印象です。
抽出は、高温を避けよう
このコーヒーの最大の持ち味は、「ほどよい穏やかさ」です。豆はフルシティと若干深めの焙煎のため、沸騰に近い温度で抽出すると穏やかさが損なわれやすいです。好みに応じて80℃~90℃の範囲内で抽出してみてはいかがでしょうか?
オススメの抽出方法(HARIO V60ドリッパーの場合)
- 豆の分量:一人当たり13g(一杯120mlで計算)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:85℃
ネルドリップ:メローな味わい
コクと苦みに優しく包み込まれるコーヒーです。
スモーキーさが抑えられ、ほんのりと甘みが感じられます。その甘さと柔らかさに加えて豊かさが相まって、円熟したメローなコーヒーに仕上がり、豊かさだけでなく滑らかさが前面に出ています。余韻は滑らかに流れるため、緩さが特徴的です。
余裕のあるひと時に、一杯あると嬉しいコーヒーです。
オススメの抽出方法
- 豆の分量:一人当たり13g(一杯120mlで計算)
- 挽き具合:中挽き(若干粗め)
- 抽出温度:85℃
フレンチプレス:ゆったり落ち着く味わい
フレンチプレスで抽出すると、ホワッとした印象のコーヒーに仕上がります。
ペーパードリップの立体感とネルドリップの滑らかさを、ちょうど良い感じに併せもったコーヒーです。あっさりで滑らかな風味が、立体的に口の中を覆い尽くす点が特徴的です。あっさりとした風味はコクと苦みを緩和させるため、甘みと柔らかい酸味が良い感じに広がるところも見逃せません。
ゆったり落ち着きたいコーヒーを飲みたい方は、フレンチプレスで抽出すると良いでしょう。
オススメの抽出方法
- 豆の分量:18g(容量350mlのプレス)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:4分00秒
オススメの飲み方
ミルク・砂糖との相性
- ミルク:GOOD
- 砂糖:GOOD
ミルクや砂糖との相性が良く、飽きの来ないコーヒーというだけではなく、ブラックでもカフェオレでも飲めてしまうオールラウンダーなコーヒーです。ただせっかくカフェオレで飲むのであれば、ひと手間加えて、これからお話しするカフェ・クレームにすると美味しいですよ。
オススメのアレンジ:Café Crème
「カフェ・クレーム」は泡立てたミルクを加えたもので、ゆったり落ち着きたい時に、フワフワの泡とコーヒーの組み合わせは最高です。
作り方は簡単で,、コーヒーに泡立てたミルクを加えるだけ。泡立てるときのコツは50~60℃くらいにミルクを温めることです。すると泡立ちやすいだけではなく、飲むときには人肌くらいの温度になるので、泡が口に馴染んで美味しく飲むことができます。
「ゆう珈琲:ハウスブレンド」を飲んでみよう
飲んでみての感想
個人的にですが、ペーパードリップで抽出したコーヒーが良かったです。深煎りの強さとブレンドによる優しさが双方とも感じられ、ゆう珈琲さんがこのブレンドに求めた「飽きの来ない味わい」を感じさせてくれます。
時を問わず、毎日でも飲みたいコーヒーです。
コーヒー豆の情報
- 名称:ハウスブレンド
- 産地:ブラジル・コロンビア他
- 焙煎:フルシティロースト
- 販売店:ゆう珈琲
- 販売店URL:http://you-coffee.net/
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