ネスプレッソのカプセルコーヒーを、フレーバー別に特徴と飲み方を紹介していきます。今回のカプセルは「Arpeggio(アルペジオ)」です。
ギターやピアノなど楽器を扱う方は、演奏方法のアルペジオを創造するかもしれません。そのアルペジオのように、流れるようなスムーズさと深みを持っています。
飲んでみるとアルペジオの意味が見えてくる、そんなコーヒーなのです。
「Arpeggio(アルペジオ)」の注目ポイント。
- ビターで滑らかな風味
- しっくり来るコクに、繊細さと深み
Arpeggioの風味
Arpeggio(アルペジオ)は「滑らか→ビター」へと続く面白く、しっくりくるコーヒーです。
滑らかな飲み口から、深く豊かなコクが広がりを見せます。豊かなコクは立体的で、そこから程よく透明感のある苦みが効いてきます。そして余韻のビターさは、何とも言えない心地よさを生み出しています。
コクの深さは単純なものではなく、マンデリンに見られるような繊細複雑なものです。そんなコクを持ちながらも、クリーミーに流れるところがアルペジオの醍醐味です。
砂糖との相性
アルペジオの面白いところは、砂糖の「量」を調整することで変化する風味。
通常は砂糖を、溶け残るくらいドッサリ加えたいところですが、あえて控えめに加えてください。すると砂糖の甘さに、絶妙にアルペジオのビターさが効いてきます。一方で砂糖を多めに加えると、煮詰めた黒砂糖のようなコクを含んだ甘味がします。
初めは砂糖を控えめにして、最後に再び砂糖を加えて飲むと、ビターさと甘々の双方を楽しめるので、オススメです。
ミルク・クリームとの相性
アルペジオのビターさはミルクの円やかさよりも強く、カフェラテにしてもビターな余興が感じられます。また、ミルクを加えると、アルペジオの奥深さと混ざり合って、普通のミルクでも「濃厚なジャージー牛?」と思ってしまうような風味が感じられます。
ぜひカフェラテを作って、濃厚なミルクの中から出てくる、アルペジオのビターな余響を愉しんでください。
Arpeggio(アルペジオ)の美味しい飲み方
こんな時にオススメ
- ゆっくりしたい時
- 一息の休憩を、より良くしたい時
- ビターさが好みの方
ゆっくり落ち着きたい時のコーヒー
このカプセルは基本的に落ち着きたいというときにオススメです。適度な複雑さに滑らかさとビターさが「織りなす」といった感じで、風味を心行くまで楽しめます。
もちろんミルクや砂糖を加えると、より落ち着くことができるでしょう。
このArpeggioには今回のカプセルだけではなく、デカフェのArpeggioもあります。就寝前の一杯には、デカフェのArpeggioも一つの選択肢です。
個性が垣間見えるArpeggio(アルペジオ)
Arpeggioは個性を持ちながらも主張は強くありません。滑らかな中から、ちょっと顔を覗かせたり、自然な流れで個性とバランスが響き合ったりしています。そういう意味でArpeggioだなと感じさせられます。
程よい個性と滑らかさを、どうぞ楽しんでみてください。