コーヒーの専門用語について紹介していく当コラム。今回は、「や行、ら行、わ行」のコーヒー用語について見ていきます。
ヨーロピアンプレパレーション
コロンビアで、欠点豆や小石などの選別を電子機器で行なうことを「ヨーロピアンプレパレーション」と呼んでいます。基本的には手作業で行ったあとのダブルチェックとして行われるそうです。
有機栽培
有機肥料だけを用いて栽培することを「有機栽培」といいます。食の安全に対する意識が高まっていることで、有機栽培で作られたコーヒーの需要が高まっていると言われています。
リベリカ種
アラビカ種、ロブスタ種とともにコーヒー三大原種のひとつとして扱われています。リベリカ種のコーヒーノキはとても大きく育つ特性を持っており、過酷な環境下にあっても育つタフな品種です。
アラビカ種やロブスタ種に比べ品質が劣ってしまうため、生産量としては1%程度しか栽培されていません。ちなみに、日本での流通数は少なめです。
ル・ネ・デュ・カフェ
スペシャルティコーヒーが流行したことで、コーヒーの世界でもワインと同じようにテイスティングや生産地が重要な要素となってきました。そのため、専門性の高いテイスティングを行える人材育成が必須となったコーヒー業界。
ワインのアロマキットを開発した「ジャン・ルノアール」によって作成されたコーヒーテイスティングの練習用のアロマキットのことを「ル・ネ・デュ・カフェ」と言います。
ロースター
焙煎を行うための器具、焙煎機をロースターとも呼びます。手網など手動で行うハンドロースターと業者ごとに特徴の異なる自動て行う焙煎機を使う方法があります。
また、熱風を当てる「熱風式」と直接火をかける「直火式」、ふたつの中間である「半熱風式」があります。
ロブスタ種
アラビカ種、リベリカ種とともにコーヒー三原種のひとつに数えられています。風味豊かなアラビカ種に比べ病虫害に強く、低地でも栽培可能な特性を持っています。そのため手に入りやすく安価なコーヒー豆としても知られています。
ワインコーヒー
エスプレッソに赤ワインを入れた飲み物。コーヒーの効果に加え、赤ワインに含まれるポリフェノールの効果によって、がん予防に良いと言われています。爽やかな酸味を楽しむことができ、アルコールが含まれているので寒い冬にはぴったりです。