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コーヒーノキとは

コーヒーノキとは

コーヒーノキを実際に見たことはありますか。コーヒー豆は、コーヒーノキに生る果実の種子が原料になっているのですよ。今回は「コーヒーノキ」についてご紹介します。

コーヒーノキについて

コーヒーノキとは、アカネ科のコーヒーノキ属に属する植物の総称で、栽培種の原産地はアフリカ大陸中部といわれています。常緑で光沢を帯びた葉が特徴で、ジャスミンの香りに似た白い花をつけます。その花の数だけ実をつけますが果肉は利用されず、実の種子はコーヒーの原料となるコーヒー豆となります。

本格的な栽培は17世紀以降で、熱帯地方で栽培されるほか、観葉植物としても利用されています。

コーヒーノキの成長

コーヒーノキは、発芽から3年から5年ほどで白い花を咲かせ果実をつけます。果実が生ってから成熟するまで9ヶ月ほどかかるといわれおりて、完熟したものから収穫されます。

果実の中には種子が向かい合って入っていて、これがコーヒーの原料となるコーヒー豆です。コーヒーノキは通常9mから12mほどに成長しますが、収穫しやすいように3mから3.5mくらいに選定管理している農園が多いです。

コーヒーノキに適した環境

コーヒーノキはどこでも育つわけではありません。適した環境でないと花を咲かせ実をつける事が難しい植物なのです。コーヒーノキが生育するためには、熱帯地方の雨季と乾季・熱帯雨林気候の山岳地帯など、昼夜の寒暖差が大きく、適度な降雨量と水はけの良い肥沃な土壌が適しているといわれています。

栽培しやすいコーヒーベルト

このコーヒーノキの生育に適した地域は‘コーヒーベルト’としても有名です。中でもブラジルの火山性土壌‘テラローシャ’はコーヒーノキにとってもっとも最適な土壌だといわれています。ブラジルがコーヒーの生産量ナンバー1だというのは、コーヒーノキに最も適した土壌のおかげなのですね。

コーヒーノキの代表的な品種

コーヒーチェリー_外皮_コーヒー豆

コーヒーノキの代表的な品種は、アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3種類です。それぞれの特徴について、今更ですが改めて見ていきましょう。

アラビカ種

アラビカ種は、エチオピア原産で最初に広まったイエメンにちなんでつけられた名称です。高品質で安定した収穫量が見込めるアラビカ種は高級品として取引され、世界のコーヒー生産の主流となっています。

現在200以上の品種がありますが、高温多湿の環境には適応しない品種で、霜害や乾燥にも弱いため栽培地域が限られている難しい品種でもあります。

ロブスタ種

ロブスタ種は、コンゴ原産のカネフォラ種の変種で強靭を意味する‘Robust’からつけられた名称です。なぜ強靭といわれていたのか、それはコーヒー農園に流行していたサビ病に強い性質と病虫害に強く、高温多湿の気候にも適応する能力を持っている品種だからです。

主にアラビカ種が育たない地域に栽培されています。主な栽培地は東南アジアとアフリカの一部で、カフェインとクロロゲン酸類の含量が多いのが特徴です。深煎りで楽しむヨーロッパでの消費が多く、ミルクを合わせて楽しまれることが多い品種です。

リベリカ種

リベリカ種は、西アフリカ原産で発見された当時からアフリカ西岸各地で栽培されていた品種です。アラビカ種、ロブスタ種とあわせてコーヒーの三原種と呼ばれていたが、現在はほとんど生産されていません。

その理由は、高温多湿の気候に適応するもののサビ病に弱く交配しやすいため、品種が固定されにくい。さらにリベリカ種は大木になるため、豆の収穫が多種に比べて難しいのに、アラビカ種の品質には及ばないため西アフリカの一部で栽培され国内消費されているといわれています。

コーヒーノキとはまとめ

コーヒーノキとは、アカネ科のコーヒーノキ属に属する植物の総称で、果実の種子はコーヒーの原料であるコーヒー豆として利用されます。コーヒーノキには、アラビカ種・ロブスタ種・リベリカ種の3つの原種があり、最も栽培されているのはアラビカ種です。

コーヒーノキは、条件が揃わない環境では生育が難しい植物で、コーヒーベルトと呼ばれる亜熱帯雨林気候で育ちます。どこでも育つわけじゃない、品種や、育つ土地によって味や香りが違う魅力あふれる‘コーヒーノキ’。実際にコーヒー農園へと足を運びたくなりますね。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。