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「テストロースト」とは?

「テストロースト」とは?

収穫し、精製されたコーヒー生豆の品質は、どのように決めているのかご存知ですか?生豆になって袋に詰められる頃には、欠点豆や異物は取り除かれ、スクリーンごとに選別も終わっていますよね。焙煎してからの味や香りはいつ判断しているのでしょうか。

今回は、そんな出荷前のコーヒーの品質をチェックする「テストロースト」についてご紹介します。

テストローストについて

テストローストとは、品質をチェックする目的で少量の生豆を試験的に焙煎することです。煎り上がりの豆の状態や、焙煎度合いによる香味の違い、生豆の均一性など、さまざまな角度から細かくチェックします。

テストローストに使用する豆は、同じロットの麻袋からランダムに抜き取られたもので行います。専用の焙煎機で少量ずつ(100g前後)焙煎され、豆の状態と、香味を確かめることが多く、大規模農園では、一度にたくさんのテストローストが行えるよう、10台以上の専用焙煎機が設置されている場合もあります。

テストローストは重要な工程

テストローストは、コーヒー豆の取引に関わる人達にとって重要な工程のひとつです。生豆の取引を行う前に、生豆の評価を直接知ることができるので、売買の鍵となるのです。

テストローストは特別なことではなく、生豆と焙煎機があれば誰でも行うことができます。

テストローストのメリットとデメリット

テストローストは、売る側にも買う側にも、コーヒーの購入前に品質をチェックできるという大きなメリットがあります。

テストローストのデメリットは、小型焙煎機で少量焙煎した場合と実際に使用する焙煎機で焙煎した場合とでは、熱源や環境の違いから香味に差が出る場合があるため、テストローストの段階の豆と100%同じというわけにはいかないことがある、という点です。

あくまでも、目安にしかならないということですね。

ロースターを使って自分でテストしてみる?

テストローストのような”ロースター”と呼ばれる焙煎機には、大規模農園などで使用されている小型の業務用から家庭用まで、たくさんのテストロースターが販売されています。家庭で使用できそうなものをご紹介します。

手まわしタイプ

コンロの上で、”手まわしで釜を回転させる”ロースターは、200g~450g程度焙煎できるもので、4万円~5万円前後で購入することができます。

手でゆらすタイプ

”網製の”ハンドロースターで、コンロの上で手網を揺らしながら焙煎します。50g~150gまで焙煎できるもので、1,700円から3,000円前後で購入できます。

電動タイプ

電気で釜をまわし、加熱するものです。100g前後の少量焙煎のものでも、3万円~20万円まで価格に開きがあります。機能の違いが価格の違いです。

一番おすすめなのは、”手網のタイプ”です。網なので、コーヒー豆の焙煎が進んでいく様子を目で確認できますし、手軽で安価なので気にせず使うことができるからです。

おすすめのテストローストのとり入れ方

焙煎の見極めとして利用する

その生豆が一番おいしくなる焙煎度合いを見極めるために、サンプル豆を様々な焙煎度合いに焙煎し、香味を確かめまてみしょう。一番おいしいと思える煎り具合を発見することができます。

ブレンドを決める時に利用する

イメージでブレンドする豆の割合を決めても、実際は「なにか違うな…」と思うこと、あると思います。そんな時は、テストローストで何種類か焙煎しておいて、自らブレンドを作ってみるのがおすすめです。

コーヒーにおけるテストローストとは まとめ

テストローストとは、品質をチェックする目的で生豆を焙煎することです。煎り上がりの状態や、焙煎度合いによる香味の違い、生豆の均一性などを確認します。

テストローストには、同じロットの麻袋からランダムに抜き取られたものが使用され、生豆の価値を決定づける重要な工程のひとつ。

コーヒーを売買する人々にとって大切なテストローストですが、生豆と焙煎機があれば、自宅でも行うことができます。焙煎機は安価なものもあるので、これから焙煎に挑戦してみたいと思っている方にもおすすめです。テストローストで、自分好みの焙煎度合いを見つけて、あなただけのオリジナルコーヒーを探してみるのも面白そうです。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。