コーヒーをもっと趣味に

COFFEE FACTORY

COFFEE FACTORY

東京は、世界でも一番と言われるほど多国籍の料理を味わうことができる都市です。コーヒーショップに関しても、チェーン店から古き良き純喫茶までスタイルは様々で、一生のうちにすべて回りきるのは到底不可能な話かもしれません。

30年以上続くコーヒー店での上質な一杯

東京はそんな感じですが、少し郊外に出るとお店の数は加速度的に減っていきます。遠出をするのは好きな性分ですが、美味しいコーヒーが飲めるお店の選択肢が減ってしまうのが難点です。

前置きが長くなりましたが、今回は東京を離れ茨城にやってきましたので、近隣でオススメのコーヒーショップを紹介したいと思います。

COFFEE FACTORY_shop

COFFEE FACTORYは、1985年からつくばで営業しているロースター兼コーヒーショップの姉妹店で、2013年にオープンしました。秋葉原からつくばエクスプレスの快速に30分ほど揺られ、守谷駅の構内にお店を構えています。

COFFEE FACTORY_hours

2015年に開催された「Japan Brewers Cup」で優勝された方がこちらで店長を務められているとのことで、少し前まで駅前にチェーンのコーヒー屋さんしか無かった守谷駅前で、そんなハイレベルなコーヒーを飲めるなんて!とテンションが上がります。COFFEE FACTORY_board1

お店は、入り口すぐに注文カウンターと、その奥の作業スペースに対面式のカウンターテーブルがあります。お店入って左手にも4名ほどが座れるカウンターテーブルがあります。

COFFEE FACTORY_interior1

COFFEE FACTORY_interior2

限られたスペースいっぱいに詰め込まれたコーヒー豆やドリッパーなどの抽出器具、木のカウンター、シェルフと手書きのボードなどはお店の名の通りファクトリー(工房)な感じもします。全体的にアットホームな町のコーヒー屋さん、という印象を持ちつつも、古くさいイメージは全くないので、年代を問わず訪れやすい内装です。

COFFEE FACTORY_board2

メニューはエスプレッソ系のものだけでも10種類ほど揃っています。また、ハンドドリップやこちらのお店の売りであるエアロプレスなど、抽出方法もバリエーション豊かです。

都内でスペシャルティーコーヒーを提供されるお店と比べても、価格帯はかなり良心的です。

COFFEE FACTORY_menu

コーヒー豆の販売も行っており、種類も豊富です。産地やそれぞれのテイストの違いは細かく記載されていますが、お店の方に聞いても丁寧に説明いただけます。コーヒー豆を200g、または840円分購入すると、1杯無料になるサービスがある点も嬉しいです。

COFFEE FACTORY_beans

使いやすいドリップバッグもあります。色によってテイストが異なるようで、お店のキャラクターが描かれています。見た目も可愛いのでお土産にも適しています。

COFFEE FACTORY_drip bag

本日のコーヒーは「エチオピア・イルガチェフ・コチェレ」。ほのかに柑橘然とした香りとすっきりとした飲み応えで、苦みも少なく非常に飲みやすいです。一口サイズのビスケットを付けてくれるところに温かさを感じます。

COFFEE FACTORY_ethiopia

カフェモカにはラテアートが施されています。ミルクとチョコレートシロップの甘さは、コーヒー豆の味を消すことなくバランスが取れており、柔らかみのあるラテアートの通りの、優しい味わいです。

COFFEE FACTORY_cafe mocha

守谷まで足を運ぶ機会は少ないかもしれませんが、秋葉原からそれほど遠くはないですし、たまには都会の喧噪から解放されて、長閑な空気の中でコーヒーを飲むのも気分がすっきりするかもしれません。

COFFEE FACTORY_moriya town

COFFEE FACTORY 店舗情報

住所:茨城県守谷市中央2丁目18−3 関鉄ミニショップ

移動時間:つくばエクスプレス守谷駅から徒歩15秒

営業時間:11:00~21:00

定休日:なし

wifi:不明

電源:あり

喫煙:不可

HP:http://coffeefactory-moriya.jp/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。