ドライトマトをコーヒーに!?聞いた限りは怪しい組み合わせにも思えますが、実は意外とアリなんです。今回は、簡単にできる「ドライトマトコーヒーの作り方」をご紹介します。
トマトについて
トマトは、ナス科ナス属の植物です。ペルーやエクアドルなどのアンデス山脈高山地帯原産で、果実は知っての通り、食用として有名な緑黄色野菜です。潅水量により、果実が割れたり障害果ができるため、細かな手入れが必要とも言われています。
実はトマトがナスの仲間だってこと、知ってましたか?
トマトの歴史
トマトは16世紀以前、メキシコアステカ族が、アンデス山脈から持ってきた種を栽培し始めたのがはじまりと言われています。新大陸の中でも唯一メキシコ地域だけが、トマトを栽培してきました。メキシコ料理にたくさんのトマトが使用されているのも納得ですね。
トマトに含まれる成分と効果
トマトに含まれるビタミンCは、免疫力を強化し風邪を予防する効果が。リコピンには、活性酸素の発生を抑制しがんを予防する効果があると言われています。
トマトの栄養を効果的に摂るためには、皮も種も全て食べるのが良いとのこと。美容に気をつかうのなら、ぜひとも毎日食べたいものです。
ドライトマト
ドライトマトは、生のトマトを乾燥させたもので、グルタミン酸という旨み成分がぎゅうっと凝縮されています。そのため、普通のトマトより味に深みがあるのが特長です。イタリアではちょっとした保存食としても親しまれており、本来はたくさんのお湯に少量の巣で戻してから使うことが多いです。
ドライトマトコーヒーのレシピ
- ドライトマト(お好みで5〜15分ほど戻す):2~4個
※戻す場合、多めのお湯と少量のお酢に浸します - 塩:少々
- コショー:少々
- インスタントコーヒー:ティースプーン5杯
カップにインスタントコーヒーとドライトマトを入れる
湯を注ぎ、塩、コショーと加える
軽くかき混ぜて完成
ドライトマトは、種なしの果肉に厚みのあるものがおすすめです。スパイスの量は何度か試してお好みで調整してみましょう。
トマトの酸味×スパイスの刺激
コーヒーに、旨みの凝縮されたドライトマトを入れることで、じんわりとトマトの酸味を感じることのできる一杯ができあがります。おすすめは、3分ほど戻したドライトマトを使うこと。塩・コショーなどのスパイスを加え、トマトの自然な甘みを引き立てて楽しんでみましょう。
ドライトマトコーヒーの作り方まとめ
ドライトマトがコーヒーの中で少しずつ戻っていき、ほのかにトマトの香りがじんわりと広がっていきます。今回は、トマトの風味を引き立てるために、塩コショーを加えてスパイシーに仕上げましたが、ナツメグやシナモンなど他のスパイスで楽しむのもおすすめです。フルーティな酸味とスパイシーな口あたりが、いつもと違ったコーヒータイムを楽しませてくれますよ。