聖パトリックの祝日に楽しむとされている、アイリッシュコーヒーをご存知でしょうか。今回は、アイルランドで生まれたアイリッシュコーヒーの飲み方についてご紹介。
アイルランドについて
アイリッシュコーヒーで有名なアイルランドは、北大西洋のアイルランド島の立憲共和制国家で、イギリスが最初に支配した植民地でもあります。
1800年代のじゃがいも飢饉から、国の食糧が枯渇し多くの国民がアメリカ大陸へと移住をした歴史があり、歴史的にも経済的にもアイルランドとアメリカはお互いの文化に影響しあっている関係だと言われています。
人助けのために生まれたコーヒー
アイリッシュコーヒーは、旅客機が給油のためにアイルランドの水上飛行場に寄港した際に、寒さに震える乗客の身体を温めるために考案されたコーヒーだと言われています。
アイリッシュコーヒーが広まるきっかけ
毎年3月17日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖人である「聖パトリックの命日」です。この日はアイルランドの祝祭日で、盛大にお祝いイベントが繰り広げられるのですが、いつしかこのイベントが世界各地へと広がり、アイルランドにちなんだものでお祝いされることになりました。
その1つがアイリッシュコーヒーだと言われています。
アイリッシュコーヒーの作り方
アイリッシュコーヒーの作り方について、簡単にご紹介。まずは耐熱グラスにコーヒーとコーヒーシュガーを入れ、アイリッシュウイスキーを加えて軽く混ぜます。仕上げに軽く泡立てた生クリームをのせて、できあがりです。
生クリームはホイップしてあるお店もあるようです。ほろ苦いコーヒーの香りとウイスキーが香る、大人のカクテルコーヒーです。
もっと本格的なアイリッシュコーヒーが作りたい!という方はコチラ
実際に作って飲んでみました
砂糖と生クリームをコーヒーに合わせるので、甘いコーヒーを想像していました。実際に飲んでみると、ウイスキーがふんわり香る甘さ控えめな一杯。大人の味わいなので、淑やかにひとりでゆっくりと飲みたい時、物思いに耽りたい時など、寛ぎの一杯としておすすめです。アルコールでアレンジするので、身体を温めたい時にもぴったりですよ。
おすすめのアイリッシュウイスキー
日本で購入できるアイリッシュウイスキーの中でも、手に入りやすいブランドを2種類ご紹介します。一つ目は、ジェムソン(JAMESON)です。ジェムソンは、密閉炉でていねいに大麦を乾燥させて作るので香りがやわらかく飲みやすいのが特徴です。
二つ目は、ブッシュミルズ(BUSHMILLS)です。ブッシュミルズはアイリッシュウイスキーの蒸留所として最も古い歴史あるメーカーです。コクのある味わいと樽の香りが特徴でウイスキー好きの方におすすめです。
アイリッシュコーヒーの飲み方 まとめ
世界のコーヒーの飲み方「アイリッシュコーヒー」は、コーヒーにアイリッシュウイスキーと砂糖、生クリームを加えたカクテルコーヒーです。寒さに震える人たちのために考案されたウイスキー入りのコーヒーは、今でも世界中で愛されています。
コーヒーととても相性の良いアイリッシュウイスキーを使ったアイリッシュコーヒー、ちょっと肌寒い時や淑やかに寛ぎたい時に楽しんでみてはいかがでしょうか。