茶道の主菓子として有名な上生菓子といえば、ねりきりではないでしょうか。今回はコーヒーとねりきりの相性について見ていきましょう。
ねりきりについて
ねりきりとは、白あんに砂糖、山の芋やみじん粉などのつなぎの食材を加えて作る、ねりきりあんをメインとした生菓子のことです。白あんに色をつけ、四季に合わせた風物詩をかたどったデザインを施し、お祝いの席や茶席で使用されています。
ねりきりにはランクがある
ねりきりには上物と並物というランクがあり、上物には、白小豆・白インゲン・白ササゲ・エビイモ・ヤマトイモ・百合根と加えて作り、並物にはテボ豆やナガイモが使用されます。
ねりきりにおすすめのコーヒー
ねりきりにおすすめのコーヒーは、おだやかな酸味の浅煎りコーヒーです。ねりきりは砂糖を使ってはいますが、自然の素材の甘さもあわせ持っています。それぞれの良さをひきたたせるために、浅煎りのコーヒーとのペアリングがおすすめです。
実際にあわせてみました
今回は、エチオピアとコロンビアがメインの浅煎りブレンドコーヒーと、ねりきりを合わせてみました。浅煎りのブレンドコーヒーは、コーヒーの持つ独特の渋みを感じられますが、ねりきりの自然な甘さによってその渋みがやわらぎ、コーヒーとねりきりそれぞれの味わいが存分に楽しめる相性です。
コーヒーとねりきりの相性 まとめ
コーヒーとねりきりの相性は、おだやかな酸味を持つ浅煎りコーヒーとペアリングすることで、お互いをひきたたせる相性になります。浅煎りのコーヒーの持つ渋みが、ねりきりと合わせることで、飲みやすくとても味わいやすくなります。一方で、ねりきりも浅煎りコーヒーとあわせることで、甘くなりすぎず、最後までおいしく楽しむことができます。季節ごとに登場する風情を感じられるねりきりとコーヒーのペアリングを是非お楽しみください。