フランスブルターニュ地方の焼き菓子として有名な「ガレット」。さっくりとした食感とバターの風味が際立つ地方伝統の菓子です。今回は、コーヒーとガレットの相性について見ていきましょう。
ガレットについて
ガレットとは、平らで丸い菓子の総称を指し、目にする機会の多い「ガレット・ブルトンヌ(私たちがガレットと呼び親しんでいる菓子)」は、乳製品の産地として有名なブルターニュ風のガレットという意味をもっています。
ガレットの特徴
ガレットの特徴は、リッチなバター風味とその塩味です。焼き菓子なのになぜ塩を?と思うところですが、ブルターニュ地方は乳製品の他にゲランド半島の塩作りが有名で、その両方を材料に使っているお菓子がガレットだということです。
2種類のガレット
ガレットには、そば粉で作るクレープ状のものと、厚みのあるサブレがあります。本来は厚みのあるサブレはパレット、薄いものをガレットと呼ぶそうですが、日本ではどちらもガレットと呼ぶのが一般的になっています。
ガレットにおすすめのコーヒー
ガレットにおすすめのコーヒーは、味のバランスが良い中深煎りのブレンドコーヒーです。ガレットのバター風味がコーヒーをよりリッチな味わいへと導いてくれる相性です。
実際にあわせてみました
今回は、ペルーやメキシコがメインの中深煎りのブレンドコーヒーと、ガレット・ブルトンヌをあわせてみました。特別に強い個性のないコーヒーでも、ガレットのバター風味によって、コーヒーのコクが増してリッチな味わいにしてくれます。甘さも控えめなので、ガレットの香ばしい風味がとても明るく感じられる相性のいいペアリングでした。
コーヒーとガレットの相性 まとめ
コーヒーとガレットの相性は、バランスの良い中深煎りコーヒーを合わせることで、より良いものになります。ガレットに使われているバターがコーヒーとペアリングすることで、コーヒーにコクとリッチな味わいをプラスしてくれます。コーヒーはブラックのままでペアリングするのがおすすめです。是非一度試してみてくださいね。