コーヒーをもっと趣味に

コーヒーとがん(癌)の関係

コーヒーとがん(癌)の関係

今や嗜好品であるコーヒー。毎日欠かさず飲む方も多いでしょう。以前からコーヒーには発がん性があるのかという話がニュースにあがったりしますが、実際のところ、コーヒーに発がん性があるのでしょうか。

コーヒーと発がん性の関係について掘り下げていきます。

発がん性とコーヒーの成分

「国際がん研究機関」による発がん性の分類を元にコーヒーの中に含まれる成分と発がん性の関係を見てみましょう。

分類は1>2A>2B>3>4となっており、1が「人に対して発がん性がある」、4が「人に対しておそらく発がん性がない」となっています。

アクリルアミド

分類2A。2Aは「人に対しておそらく発がん性がある」とされています。

アクリルアミドとは、アミノ酸の1種であるブドウ糖とアスパラギンが高温で反応(焙煎時など)することで生成されます。アクリルアミドはコーヒーにはごく微量しか含まれていません。

ただし、このアクリルアミドは実験薬としてのアクリルアミドであり、コーヒーの中に含まれる成分としてのアクリルアミドはあまり影響がないという見解もあります。

カフェイン

分類3。3は「人に対する発がん性については分類できない」とされています。

「コーヒー」そのもの

コーヒーそのものはアクリルアミドが含まれる関係からか、2Bに分類されています。
(参考:http://www.mhlw.go.jp/topics/2002/11/tp1101-1.html

コーヒーはがんを防ぐか?

「クロロゲン酸」は抗酸化作用によりがん発生率を抑えるあるという研究や、コーヒーを1日に複数杯(3杯であったり5杯であったり)飲む人の方ががんの発生率が低かったという研究があります。

世界がん研究基金が発表した「食事とがんの総括的なレビュー」では、ほとんどの研究結果においてコーヒーの一般的な飲用とがんは関係がない、ということが述べられています。

また、直近の世界がん研究基金のレポートでは、コーヒーを飲むことが肝臓がんの減少と強い関係があることが述べられています。

参考:http://www.wcrf.org/sites/default/files/Liver-Cancer-2015-Report.pdf

コーヒーとがんの関係

上記で紹介した分類も絶対ではありません。発がん性の疑いがある物質が含まれていても、必ずしもがんになるわけではありません。発がん性のある物質の種類よりも含まれている量や摂取の仕方が重要になります。このことから、コーヒーと発がん性の関係はほとんど無いと思われます。

どんな食品でも摂取しすぎれば、健康に害を及ぼします。コーヒーに含まれる成分には、がんの発生を抑える効果や健康によい効果をもたらしてくれるものもあります。適量を飲むのであれば、コーヒーは体に良い効果をもたらしてくれる飲み物です。

ただし、体に良いのは良質なコーヒーです。煮詰まったコーヒー、焙煎不良や酸腐した豆から淹れたコーヒー、くず豆がたくさん入ったコーヒー豆などは効果が少なくなるだけでなく、逆に胃腸に負担をかけてしまいます。また、熱いコーヒーを飲んで食道や胃を火傷することで粘膜が損傷し、異常細胞の増殖を招くとも考えられてます。

どちらにせよ、大量に飲むなどしなければ、さほど影響がないと考えていいでしょう。とても身近にあるコーヒーですが、飲み過ぎに注意し、上手に付き合っていきたいですね。

About the Author

coffeemecca編集部

Coffeemecca編集部です。Coffeemecca編集部はコーヒーをもっと趣味に、コーヒーをもっと好きになってもらう記事やコンテンツを鋭意制作中です!