コーヒーは嗜好性の強い飲み物です。煙草やアルコールのような明らかな健康被害は起きていません。しかし、コーヒーにも摂取することによる副作用はあります。まずはコーヒーの効果を説明して、その後副作用についても紹介していきます。
コーヒーの効果
コーヒーの効果は、主に以下のようなものがあります。
・ダイエット、アンチエイジング
・リラックス、脳の活性化
・肝臓に良い
・二日酔い防止
・鬱病予防
・消化促進
・糖尿病予防
このことを踏まえて、副作用を見てみましょう。
コーヒーの副作用
精神障害
交感神経を刺激し、気持ちが高ぶっている状態が続きます。休みたいのに休めない状態が続くと、寝つきが悪くなり不眠症になりやすくなります。不安感や焦燥感があり、鬱病やパニック障害にも繋がります。
心疾患
交感神経が興奮すると、脳は心臓に命令して過剰に働かせようと指令を出します。その状態が続くことで心臓の負担が増え、不整脈を起こしやすくなります。またカフェインがアドレナリン等ホルモン分泌量を増やし、血圧を上昇させます。その状態が続くと血管が傷つき、心疾患を発症しやすくなります。
胃腸の障害
カフェインは胃酸の分泌を促進させるので、長期間継続すると胃炎になるリスクが上がります。胃酸が増えることで胸痛、吐き気等の消化器症状が出てきます。また排便リズムを崩し、便秘にもなりやすくなります。
慢性疲労
興奮状態が継続し、体が休まらない結果、倦怠感が続きます。
骨粗しょう症と貧血
カフェインは長期間の過剰摂取で、骨生成に必要なビタミンDの吸収を阻害し、骨粗しょう症にかかりやすくなります。鉄分の吸収も阻害するので、貧血の危険性も高まります。
薬との併用での障害
カフェインと薬は相互作用により、薬の効果を強めたり弱めたりします。特に気管支ぜんそくや咳などに処方されるエフェドリンには注意です。エフェドリンにも交感神経興奮作用があり、同時摂取により効果が高まります。
結果、高血圧や心筋梗塞、脳卒中、てんかん及び死に至るリスクが高まります。
死のリスク
カフェインの過剰摂取で死亡することがあります。
子供・妊婦へのリスク
子供のカフェイン過剰摂取による死亡事故が起きています。子供は耐性も弱くカフェインの影響を大きく受けます。胎児は母体から胎盤を通して摂取するので注意しましょう。
コーヒーによる副作用のまとめ
カフェインは決して安全な飲み物ではありません。コーヒーショップやコンビニコーヒーの普及で、コーヒーは私たちにとって身近な存在です。
だからこそ、コーヒーの副作用も知る必要があります。今回紹介したのは、あくまでも過剰摂取した際の、極端な例ですがこういうリスクもあるということです。
適量を知って、健康的なコーヒーライフを送りましょう。