コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインの過剰摂取によって引き起こされる様々な症状「カフェイン中毒」の精神への影響についてご紹介します。
カフェイン中毒について
カフェイン中毒とは、カフェインによって引き起こされる中毒のことです。
カフェインには、軽度の興奮作用や強心作用があり、大量摂取することで「焦り」や「動悸」を引き起こし、不安感を増悪させるなど精神症状が出る可能性があると言われています。
カフェインが心に及ぼす影響
カフェインが心におよぼす症状は、焦り、不安感、イライラ、ネガティブシンキング、やる気が出ない、だるい、自己嫌悪感などがあげられます。自分ではなかなか気がつきにくいものばかりですが、カフェインによる症状だと知らずに、さらにカフェインを摂取してしまうととても危険です。
家族や友人から、いつもと様子が違うね、などと声をかけられることが増えたら、風邪などの病気はもちろん、カフェインによるものではないかと疑うことも必要だといえるのではないでしょうか。
持病がある方はカフェイン摂取量に気をつけましょう
パニック障害や、不安障害、過敏性腸症候群などの持病のある方は、カフェイン摂取によって発作が誘発される場合があるので注意が必要です。また、うつや自律神経失調症の方は、カフェイン摂取により疲れを感じる場合があるため飲み過ぎには注意しましょう。
カフェイン摂取と自律神経の関係について
なぜカフェインを摂取すると心や体に影響が出るのでしょうか、その原因のひとつと言われているのが自律神経への影響です。自律神経の中には、体を活発に活動させる時に働く「交感神経」と、体がリラックスしている時に働く「副交感神経」があります。カフェインが体の中に入ると自律神経の中にある「交換神経」が興奮状態になり、脳や体を無理やり働かせてしまうことになり、心や体に症状が出るといわれています。
カフェイン摂取による体調の変化を知る
ほっと一息つきたい時に、無意識にカフェイン飲料を飲んでいる方も多いはずです。でも、カフェイン飲料を飲んでもリラックスできないし、ふとイライラしている自分に気づいた時、あなたの身体はカフェイン摂取による不調に陥っているのかもしれません。そんな時は、体調が回復するまでカフェインを摂らずに過ごすことが大切です。
体調が悪いのに、誘惑に負けてカフェインを摂ってしまうと、体力を消耗してしまい、回復までに時間がかかる場合があります。カフェイン摂取による不調を感じた時は、自分の身体の状態と向き合いカフェインを摂らずに静かに過ごすことが大切です。
ノンカフェイン飲料でコーヒー気分を味わう
カフェインによる体調不良でカフェインを断っているけれど、やっぱりコーヒーが飲みたいな、という時におすすめなのがノンカフェイン飲料です。穀物や、植物の根を煎ったものでコーヒーに似た風味や味わいを楽しむことができます。気分だけでも味わいたい時には、積極的にノンカフェイン飲料を取り入れるのもいいですね。
カフェイン中毒の症状(心の影響)まとめ
カフェインが心におよぼす症状は、焦り、不安感、イライラ、ネガティブシンキング、やる気が出ない、だるい、自己嫌悪感などがあげられます。これらの症状はカフェインが交感神経を興奮状態にする性質があるために起こると言われています。
無意識にカフェイン飲料を飲んでいる方もカフェイン摂取による不調を感じたら、体調が回復するまでカフェインを摂らずに過ごしましょう。ノンカフェイン飲料を利用して、カフェインとうまくつきあっていくことが大切ですよ。