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急性カフェイン中毒と慢性カフェイン中毒の症状と改善方法

急性カフェイン中毒と慢性カフェイン中毒の症状と改善方法

カフェイン中毒は、端的に言うとカフェインの摂り過ぎによって起こる症状であり、コーヒーをはじめとするカフェイン飲料を飲まれる方には誰にでも起こりうることです。

少し怖い印象を持つ方もいると思いますが、カフェイン中毒がどんなものなのかを知っていれば、防ぐことも可能です。

今回は、コーヒーを飲むことが習慣になっている方や、カフェイン飲料を普段から愛飲している方に知っていただきたい「急性カフェイン中毒と慢性カフェイン中毒」について、ご紹介します。

カフェイン中毒について

カフェイン中毒とは、毒物の作用によって生体が機能障害を起こすことです。カフェイン中毒の場合は、カフェインの毒により身体的に、または精神的に影響が表れます。

カフェイン中毒の治療は、その原因となる物質を体内から抜く解毒治療と、健康障害に対して行われます。つまり、極端な話カフェインを控えることでカフェイン中毒を解消することができるのです。

まずは、急性カフェイン中毒と慢性カフェイン中毒の症状について触れていきましょう。

カフェイン含有量の目安(150mlあたり)

以下は、おおよそのカフェイン含有量の目安です。

以降で記載している症状や摂取量は人により効果の程度が異なるため、わずかな量のカフェインでも発症する可能性があるので、一概に数値を飲み込まないよう注意してください。

  • ドリップコーヒー1杯:100mg
  • インスタントコーヒー1杯:70mg

また、コーヒーだけでなくエナジードリンクやお茶、紅茶などにもカフェインは含まれているので、それらも含めて気をつけてください。

急性カフェイン中毒とは?

急性カフェイン中毒とは、カフェインの過剰摂取による急性症状を発症する症状を言います。3時間以内に「17㎎/kg」以上のカフェインを摂った場合に発症することが多く、重症になる確率が高いといわれています。

カフェインに対する代謝機能がオーバーしてしまう、というイメージですね。

この「17㎎/kg」という数値は体重1kgあたりの換算となっており、体重50kgの人で言うと、3時間以内に850mg以上のカフェインを摂取した場合に当てはまります。

簡単な換算で言うと、3時間以内に一度に8杯以上のコーヒーを飲むと危険、ということになります。(あくまで目安であり、人により異なります)

精神的な急性カフェイン中毒症状

人により症状や程度の差はありますが、不安、焦り、緊張などが主な症状だと言われています。また、重度の症状になってくると、幻聴や幻覚、錯乱、パニックに陥るケースもあります。

症状の判別が難しく、自覚していない場合も多いので日頃から摂取量に気をつけなくてはなりません。

身体的な急性カフェイン中毒症状

身体的に表れる症状はどちらかというと分かりやすく、代表的な症状で言うと、胃痛や吐き気、めまいなどを感じるようになります。より重度の症状ともなると、不整脈、けいれんや頻尿なども表れるようになってきます。

また、パニックにともない血の気が引いたり、息切れや動悸、多汗などの症状が見られるケースもあります。

慢性カフェイン中毒とは?

慢性カフェイン中毒とは、知らず知らずのうちにカフェイン中毒の症状を発症することを言い、上記の症状にともないコーヒーへの依存が強くなってしまった状態を指します。

カフェイン不足による不安や焦燥感

日常的にカフェインを摂取し続けている人に見られるケースが多く、カフェインを摂らないとイライラしたり、体に不調が起こるようになります。「コーヒーを飲んでいないと落ち着かない!」と感じてしまうのであれば、慢性カフェイン中毒を疑ったほうがいいかもしれません。

急性カフェイン中毒と同様、重度の症状を甘くみてはいけません。カフェインを摂らないことで感じる不安感や焦燥感から発展して、”障害”とも呼べるほどのパニック症状や精神の不安定に繋がってしまいかねません。

カフェイン中毒の改善法

カフェイン中毒の症状を改善させるには、カフェインが体内から分解、代謝され、効力を失うのを待ち、しっかりと身体を休ませることが大切となってきます。極端に言うと、カフェインの摂取をしばらく我慢する、ということになります。

急性カフェイン中毒を疑ったら…

軽度の急性カフェイン中毒の場合は、上記の通り、カフェインが身体から抜くことで対処することが可能です。しかし、パニックを起こしていたり、幻聴や幻覚を感じてしまうほど重度の場合は別です。「危険かも?」と少しでも感じたら病院に行き医師の診断を必ず仰ぐようにしましょう。

慢性カフェイン中毒を疑ったら…

こちらも対処としては急性カフェイン中毒と同様です。軽度のものならカフェインを控え、重度かもと感じたら医師に判断を仰ぐようにしましょう。

「コーヒーが飲みたくて仕方ない!」という依存性があるため、最初の5日間ほどは辛く感じるかもしれませんが、煙草やアルコールに比べると比較的依存力は弱いため、忍耐の度合いは低いです。

デカフェによる治療を取り入れよう

カフェイン中毒を患っていても、カフェインを断つことがストレスになり、体調に悪影響を及ぼしてしまうケースももちろんあります。

そこで、カフェイン飲料の代わりとして、カフェイン含有量の少ない、もしくはカフェインを含まないデカフェ系のコーヒーを飲むようにしましょう。現在ではカフェインレスコーヒー、ノンカフェインコーヒーを扱うカフェもあり、カフェイン摂取量を徐々に減らしていく方法が注目されています。

普段飲んでいるコーヒーを置き換えるだけなので、続けやすいのが特徴です。

急性カフェイン中毒と慢性カフェイン中毒 まとめ

カフェインの大量摂取によって、胃痛・吐き気・めまいなどの症状が表れる症状を「急性カフェイン中毒」、日常的なイライラや体調不良に加え、カフェインへの強い依存が見られるケースを「慢性カフェイン中毒」と言えます。

カフェイン中毒を防ぐためには、カフェインを摂り過ぎることでどのような変化が表れるのかを知り、その上で適切なコーヒーの楽しみ方を自覚するという観点が大切です。人によってこれらの発症期間や症状は異なるので、しっかりと自己管理できるよう考えておきましょう。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。