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コーヒーポリフェノールの効果とは

コーヒーポリフェノールの効果とは

ポリフェノールと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。赤ワインに多く含まれており、体にうれしい様々な効果があると広く知られています。実は、ポリフェノールはコーヒーにもたくさん含まれているのです。

今回は、コーヒーとポリフェノールについて見ていきたいと思います。

ポリフェノールとは

ほとんどの植物に含まれている、色素や苦み、渋みの成分です。その数は5000種類以上にも及び、虫などの外敵や紫外線から身を守る、大切な役割を担っています。私たちが摂取した場合、体の酸化を防ぐ抗酸化作用があるといわれています。

抗酸化作用とは

コレステロールの酸化を抑制し、活性酸素の働きを抑える作用です。活性酸素は私たちの体に必要なものですが、ストレスや紫外線などで必要以上に生成されることもあります。

そうなると、体の正常な細胞も傷つけてしまいます。

ポリフェノールの種類で代表的なもの

赤ワイン(ブドウ)に含まれる色素成分アントシアニン
緑茶などに含まれるカテキン、タンニン
大豆などのイソフラボン
コーヒーに多く含まれるクロロゲン酸

コーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)について

コーヒーに含まれるポリフェノール量

コーヒーに含まれるポリフェノールは、量だけで言えばカフェインよりも多く含まれています。コーヒーの独特の苦みや香り、色素のもとになっています。

飲料別に見た100ml当たりに含まれるポリフェノール量

赤ワイン230㎎
コーヒー 200㎎
緑茶 115㎎

緑茶の約2倍、赤ワインと同等くらいの量が含まれています。アルコール成分が無い分気軽に摂れそうですね。

しかし、コーヒー豆の焙煎を深くするほど、ポリフェノールは減少してしまいます。また、インスタントよりも、ドリップのほうがコーヒーのポリフェノールが多くなります。

コーヒーポリフェノールの効果

・善玉コレステロールの働きを高めて、余分なコレステロールを肝臓に戻し、動脈硬化を予防する
・糖分の吸収を抑え、血糖値の上昇を穏やかにする
・消化器系のがんやⅡ型糖尿病などのリスクを軽減する
・肌の老化やシミを防ぐ

などの効果がコーヒーポリフェノールには期待出来ます。

コーヒーポリフェノールの副作用

コーヒーポリフェノールは大量に摂取することで、鉄やミネラル、ビタミンB1・B2と結合します。その結果、吸収を妨げてしまうとの研究報告もあります。

コーヒーポリフェノールのまとめ

コーヒーポリフェノールにはさまざまな効能があり、とても魅力の高い成分です。1日に何杯も飲みたくなるところですが、摂り過ぎによる副作用もあります。

また、コーヒーはカフェインやタンニンなども多く含みますので、1日に3杯程度、適量を楽しむのが一番ですね。

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coffeemecca編集部

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