コーヒーをもっと趣味に

Cafe Obscura 三軒茶屋

Cafe Obscura 三軒茶屋

「自分の家以上にくつろぎを得られる空間」

三軒茶屋は世田谷区の中心地にあり、昭和の面影を色濃く残しながらも、新しい飲食店も次々とオープンしております。また、渋谷や下北沢といった繁華街へもアクセスし易いため、大学生や社会人の一人暮らしをする方にとっても理想の土地と言え、根強い人気がある町です。

Cafe Obscuraは人情味がありながらもスタイリッシュな三軒茶屋という町のイメージを凝縮したようなお店。三軒茶屋駅前の商店街を通り、5,6分ほど歩いた住宅街に位置する一軒家風の店舗です。

Cafe Obscura_shop

店内はコンクリートの質感とやや暗めに抑えた照明が落ち着いた空間を作り出しています。この日は三茶祭り・阿波踊り大会が催されており、大通りでは太鼓の音や地元の方でにぎわっていたのですが、そのような音は全く感じず、外界から良い意味で遮断された空間でした。

店内は禁煙、屋外のベンチでは喫煙可能です。店内の雰囲気は勿論良いのですが、商店街から一本小道に入ると車の通りも少ないことから、屋外に設置されたベンチでも十分にゆったりとした時間を過ごすことができます。

カフェ激戦区の三軒茶屋の中でも特に人気店であり満席だったため、外で10分ほど待つことになりましたが、待っている間も絶えずお客さんがくるので、その人気ぶりを目の当たりにできました。

カップル・夫婦など2人で来店される方が多い印象ですが、ソファ席では読書をする人、PCに向かって作業をする人など1人での来店客も多いです(ちなみにWi-Fi環境はないです)。夜は11時までと遅い時間まで営業をしている点も一日の疲れを癒す場所として適している印象です。

Cafe Obscura_sign

メニューはストレートのコーヒーが8種類、ブレンドが2種類。ブレンドに付けられた名前はフルーツとチョコレート。いずれも香りを表現したものですが、コーヒーに明るくない方にも気軽に飲んで頂ける為の配慮を感じます。

Cafe Obscura_sidemenu1

また、自家製のケーキなども置いているのでコーヒー自体を楽しむのは勿論、小腹を満たす目的でも利用しやすいお店です。

CafeObscura_coffeemenu

今回はブレンドのチョコレートを注文しました。サイフォンで一杯ずつコーヒーをいれる様子は、店舗の内装も相まって優雅な雰囲気を一層演出しています。ブレンドのチョコレートは、豆の香り味をダイレクトに感じつつも苦みを抑えており、意外にもくどい感じはありません。

カップも大きめなので飲み応えも十分です。ただし、他店で飲むコーヒーに比べて温度が高めなので、一口目に予想以上の熱さを感じるかもしれません。

お店に滞在していた間は常に満席状態だったのですが、席にゆとりを持たせているのでストレスに感じることはありません。

10歳未満のお子様同伴での入店は不可、2杯目以降は300円で提供してくれる等、「くつろぎ」を感じる要素が随所に盛り込まれており、空間に魅了されてリピートする人々も多い理由が納得できます。

また、店員さんの心配りには感嘆しました。最初は屋外のベンチで注文を待っていましたが、店内が空くとすぐに誘導していただき、店内でも他のお客さんにテーブル席から空いたソファ席へ誘導したり等、お店全体に細やかな配慮を徹底している店で、非常に好印象な時間を過ごすことが出来ました。

Cafe Obscura_coffee

一日の終わり、あるいは始まりにObscuraの上質な空間とコーヒーを味わいながら心を落ち着かせると、気持ちもクリアになり、日々のストレスから解放されるかと思います。長居する方が多いので、時間帯に依っては満席で入れないこともあります。時間に余裕を持って来店をされることをお薦めします。

Cafe Obscura 店舗情報

住所: 東京都世田谷区三軒茶屋1-9-16

営業時間: 12:00~23:00

定休日: 定休日:毎月第3水曜日

wifi: なし

電源: 不明

喫煙: 店内は禁煙、屋外ベンチ席では喫煙可

URL: http://obscura-coffee.com/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。