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【バールとカフェの違い】バールでエスプレッソを楽しもう!

【バールとカフェの違い】バールでエスプレッソを楽しもう!

海外旅行先で、路地の角にあるバールを見かけた事はありませんか。利用したことがある、と言う方もいらっしゃると思います。今日は「バール」についてご紹介します。

バールについて

バールとは、南ヨーロッパで軽食喫茶店や酒場のことを指し、バル(bar)とも呼ばれています。バールのスタイルはさまざまで、食事がメインのリストランテバールや、コーヒーメインのカフェバール、ジェラートがメインのジェラテリアバールなどがあります。また、食品だけでなく、電車やバスなどの切符や、タバコの販売を兼ねたお店もあります。

ヨーロッパのバールで楽しむカフェメニュー

バールで「カフェ」と注文すると、エスプレッソが出てくる場合が多いです。またほとんどのお店で、カプチーノ・カフェマキアート・カフェラッテ・ラテマキアートなどのカフェメニューを楽しむことができます。日本で飲むようなホットコーヒーはないので、飲みたい時は「カフェアメリカーノ」を注文するとエスプレッソを湯で割ってくれますよ。

バールはイタリア人の社交場

エスプレッソ発祥の地イタリア。イタリアの人々にとってバールは社交場としての役割も果たしていて、みんな行きつけのバールがあるそう。朝食には、カプチーノとブリオッシュ、昼食にはパニーノを楽しみ、夜はおつまみを食べながら食前酒を楽しむのだとか。

エスプレッソの楽しみ方

エスプレッソを注文し、受け取ったら、まず香りを楽しみます。次に、ティースプーン2杯ほど砂糖を入れ、軽くかき混ぜます。淹れたてのエスプレッソは、豊かなクレマで表面が覆われているので、砂糖でクレマをこわさないように注意です。そしてゆっくりと口に運び、エスプレッソを味わいましょう。最後に、カップに残ったお砂糖をスプーンで食べるのがイタリア流の作法です。とてもおいしいので、是非チャレンジしてみてくださいね。

ブラジルのバールではカフェジーニョをどうぞ

バールはヨーロッパだけでなく、南米ブラジルでも楽しむことができます。ブラジルのバールで、本格的なエスプレッソやカプチーノを楽しむのもよいですが、おすすめしたいのは「カフェジーニョ」です。カフェジーニョとは、ブラジルで生産された国内消費用のコーヒーを深く焙煎し、濃くドリップしたもので、ブラジルのバールでは定番のカフェです。エスプレッソと同じように、砂糖を入れて楽しむのがスタンダードですよ。

カウンター利用がお得

バールは、カウンターで立ったままドリンクを楽しむスタイルが主流です。テーブル席を設置しているお店もありますが、立ち飲みより価格設定が高いので注意が必要です。パリやイタリアの人気観光地では、2~3倍金額が変わることもあります。

休憩スポットとしてもおすすめ

南ヨーロッパなどの観光地では、バールを休憩スポットとして利用するのがおすすめです。特に、人気の観光地になると、公衆の設備がないため、お手洗いを無料で貸してくれるお店がありません。そんな時は、バールで一番安いカフェを楽しみながら一服し、お手洗いを利用するのが賢い利用方法です。観光の前に、場所をチェックしておきましょう。

バールとカフェまとめ

バールとは、南ヨーロッパで軽食喫茶店や酒場のことを指します。カフェバールや、レストランバールなど、様々なスタイルがあります。バールでカフェを注文すると、エスプレッソが出てくるので、日本のようなコーヒーが楽しみたい方は、カフェアメリカーノを注文しましょう。エスプレッソを楽しむ方は、本場の作法にならい是非砂糖を入れて味わってください。本当のエスプレッソのおいしさを発見できるはずです。どの国でも地元の人々の社交場として愛されている「バール」を、あなたもかっこよく楽しみませんか。

 

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。