コーヒーをもっと趣味に

Single O Japan

Single O Japan

下町風情に溶け込む東京コーヒーシーンの雄

皆さん、Single Oというコーヒーブランドはご存じでしょうか。2003年にシドニーで立ち上がり、日本では2015年に両国で焙煎が始まりました。

「世界一の朝食」と称される有名レストラン「bills」をはじめ、東京都内でも多くのレストラン・カフェでSingle Oのコーヒー豆が使われており、正に東京のコーヒーシーンを牽引するロースターの1つです。

Single O Japan shop1

日本で焙煎をはじめて2年が経った2017年7月に「Tasting Bar」としてコーヒー豆の小売りと、焙煎したてのフレッシュなコーヒーを十二分に楽しめる魅力的な空間がオープンしました。

営業日は土~月。週末の朝に美味しいコーヒーを飲みたい!という僕みたいな人にはうってつけで、定期的に通わせて頂いています。

Single O Japan shop2

両国駅から徒歩で10分くらい。JRより大江戸線の両国駅の方が若干近いです。大通りから一本入ると辺りは一軒家、マンションばかりで、こんなところにあるのかしら?と若干不安な気持ちに駆られますが、近くまで行くと目印の看板が見えてきます。

元倉庫の面影を残しつつもスタイリッシュかつボタニカルな装いは、およそ下町の住宅街とは思えないオーラを纏った空間ですが、不思議と町に溶け込んでいます。

Single O Japan interior

店内は4人ほどが座れるカウンターテーブル。その奥に焙煎機がちらりと見えます。テラス席も用意されていて、晴れた日にこの席でモーニングコーヒーを頂けば、今日も一日がんばろう!と、活力が湧くこと間違いなし。

Single O Japan menu

Tasting Barという名前に相応しく、コーヒーを様々な角度で楽しめるメニュー構成です。エスプレッソはアメリカーノ、カフェラテ、後述するカフェモカ等、一般的なカフェに匹敵するラインナップ。

夏はアイスコーヒーの提供もしています。フィルターコーヒーと水出しコーヒーを飲み比べて香り・味の違いに触れるのもまた一興。

Single O Japan pour over

ドリップコーヒーは常時3,4種類で仕入れの状況によって産地も変わります。焙煎士の山本さんは色々なルートで生豆を仕入れるため、タイミングが良いとCOE(Cup of Excellence)で入賞した稀少な豆を頂くこともできます。

Single O Japan dripped coffee

Single O Japanのドリップコーヒーは華やか且つ繊細。産地や豆の特徴が書かれたTasting Noteを読みながら目と舌で楽しめます。

Single O Japan tasting note

普段何気なく飲んでいるコーヒーひとつひとつに、生産者から消費者に届くまでのストーリーがあることを垣間見ることができます。

Single O Japan espresso machine

蔵前にあるクラフトチョコレートのDandelion Chocolateの果実感あふれる上質なチョコレートを使用したカフェモカも是非飲んでいただきたい一杯です。

カフェモカはチョコレートシロップを使用するため、カフェラテに比べて提供タイミングの温度が低くなってしまうのですが、Single Oでは少し高めの温度になるように作られています。

Single O Japan cafe mocha

エスプレッソの香ばしさとチョコレートの果実感は反目する事無く、ミルクの滑らかな舌触りが調和を取っています。これから寒くなってくると、一層このカフェモカの美味しさを楽しむことができそうです。

Single O Japan Edo YU

コーヒーとは全然関係ないのですが、両国駅からお店に向かう道中にあるスーパー銭湯「江戸遊」はこの辺りのお薦めスポット。サウナの付いている大浴場、岩盤浴、リクライニングシートの仮眠スペースは一日中寛ぐことができ、疲れが吹っ飛びますよ。

Single O Japan 店舗情報

住所:東京都墨田区亀沢2丁目23-2

移動時間:両国駅から徒歩10分

営業時間:土・日(10am – 6pm‬) / 月(8am – 4pm‬)
※月曜が祝日の場合は10am – 6pm

定休日:火曜から金曜

wifi:なし

電源:なし

喫煙:禁煙

HP:https://www.instagram.com/single_ojapan/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。