コーヒーをもっと趣味に

CRAZY CAFE 「」BLANK

CRAZY CAFE 「」BLANK

多様性を受け入れ、変化を楽しみ、熱中するお店

都内を中心にカフェやコーヒーショップを巡っていると、コーヒーを提供している点は共通ですが、外装や内装、コンセプトやメニュー、訪れる人々という点では多種多様です。
それぞれのお店の背景や理念を知ることは楽しく、いろいろなお店に行ってみたい、という動機にもなります。

CRAZY CAFE BLANK_shop

2015年10月にオープンしたCRAZY CAFE 「」BLANKは、完全オーダーメイド型でウェディングの新しい価値を提供する気鋭のベンチャー企業、「CRAZY」が運営しているカフェです。
訪れる人達が「」(ブランク)=空白の中に、自由にテーマや想いを入られるように名付けたとのことで、この辺りは多様性を柔軟に受け入れるCRAZY WEDDINGらしさが出ていて、時代のニーズを捉えている印象です。

CRAZY CAFE BLANK_board

場所は大江戸線両国駅から徒歩6分ほど。隅田川沿いの長閑な空気が流れる住宅街にお店を構えています。大通りから一本入った地元の人でないとなかなか行かないエリアで、初めて行くときは若干迷うかもしれません(実際迷いました)。

CRAZY CAFE BLANK_interior1

店内は8人ほどが座れる木製の大きな長テーブルがひとつ。このテーブルは、お店の内装工事をする過程で出た廃材の鉄骨を再利用したもの。お店の中にはこのように廃材を利用したものが所々にあるとのことです。

CRAZY CAFE BLANK_interior2

元々は工場だったビルをリノベーションした店舗には、当時の面影を敢えて残しているのだそうで、テーブル席の後ろには工場時代に使用していたコンベアーもあります。

CRAZY CAFE BLANK_flower

結婚式で使用された花束を再利用した「2nd Value Flower」もウェディング事業を手がけるCRAZYだからこそ。一度輝いた後、もう一度命を吹き返した花は、儚さを感じつつも美しさと不思議な力を感じます。
種類も飾り方も都度変わるので、こちらのお店に訪れる時の楽しみの一つでもあります。

CRAZY CAFE BLANK_espresso machine

メニューはエスプレッソ系が主体で、ハンドドリップ等は無い様子。シンプルな内装に映える深紅のエスプレッソマシン(La Marzocco)がこのお店の心臓部です。
フードは蔵前のCAMERA「MIWAKO BAKE」の焼き菓子が並んでいます。

CRAZY CAFE BLANK_espresso tonic

夏の暑い日にはエスプレッソトニックがお薦め。
コーヒー豆は近隣・蔵前の自家焙煎店「縁の木」のものを使っていて、若干深煎りの豆のコクと苦みがトニックウォーターの爽やかさと相まって「大人の炭酸」という感じです。

CRAZY CAFE BLANK_frat white

フラットホワイトは、よりコーヒーのコクと甘みを味わうことができます。ミルクチョコレートを想起させる滑らかな口当たりに思わず頬が緩みます。

CRAZY CAFE BLANK_JUST MATE

コーヒー以外のドリンクも提供しています。「JUST MATE」という聞き慣れないドリンクは、南アメリカ原産のイェルバ・マテ、レモンジュースと蜂蜜、少量のガラナを原料とした自然由来の炭酸ドリンク。ほのかな甘さとマテの個性的な香りが印象的な一杯です。

「CRAZY」という単語は一聞するとなかなか過激なイメージがありますが、「熱中になって」「大好きになって」という意味もあります。多様性を受け入れ、変化を楽しみ、熱中するCRAZY CAFE 「」BLANKは、若い感性が溢れ、笑顔と熱量が人々に伝播するお店です。

CRAZY CAFE 「」BLANK 店舗情報

住所:東京都墨田区石原1-35-8 1F

移動時間:大江戸線両国駅から徒歩6分

営業時間:9:00~19:00

定休日:火曜日

wifi:あり

電源:なし

喫煙:不明

HP:http://www.crazy.co.jp/

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。