コーヒーをもっと趣味に

CAMERA(カフェ)

CAMERA(カフェ)

家庭的な温もりを感じさせるお店。

隅田川流れる下町の心地よい空気を感じさせる蔵前は、浅草と秋葉原の中間に位置しアクセスも良いことからバックパッカーや外国人観光客などの宿泊拠点としても人気のエリアです。

台東区の中でも、古くは江戸時代から玩具、鞄、靴などの製造・卸地域で栄えた地域で、特にカチクラ(御徒町、蔵前)エリアは「モノマチ」と呼ばれ、街全体がデザイナーの活動を後押ししていることから、インテリア、雑貨などを取り扱うお店も年々増えてきています。

CAMERAは2014年10月にオープン。都営浅草線蔵前駅A4出口から隅田川とは逆方向に徒歩3分ほど、インテリアショップNOCEの隣にお店を構えています。

CAMERA_shop

 

ご夫婦でやっているお店で、「numeri」というレザークラフトはご主人が担当し、カフェスペースは「MIWAKO BAKE」という名前で、奥様が担当されています。

店名のCAMERAはラテン語で「小さな部屋」という意味。その店名の通り、限られたスペースに家庭的で温かみのある世界観が詰まった内装となっています。

入ってすぐ正面と右側の棚にはご主人が手がけられた財布、バッグをはじめとするレザーアイテムが並んでいます。

CAMERA_leathercraft

左側のカウンターには、クッキー、マフィン、パウンドケークなどの種類豊富なベイクドと、色とりどりのスムージーが並べられており、こちらは全て奥様の手作りです。レモンケーキなどグルテンフリーのものもあるとのことで、味はもちろんのこと、健康への配慮も伺えます。

CAMERA_food

コーヒーメニューはエスプレッソを主体とした構成になっています。豆はご夫婦が好きな味をオリジナルでブレンドしたものとのことです。尚、コーヒー以外にもスムージーやアルコールメニューも提供しています。

CAMERA_menu

イートインのスペースはフードカウンターに4席ほどと、その奥に4~5人掛けのテーブル席が1組と2人掛けのテーブルが2組ほど、こじんまりとはしていますが、席の間隔も程よく保たれており、またレザーアイテムを販売しているスペースと導線を分けている為、ゆっくりとできる作りです。

CAMERA_interior

カフェラテと手作りのフルーツケーキを注文。カフェラテは、ずっしりとしつつもフォルムの可愛い陶器のカップで出てきました。深煎りでコーヒーの香りはしっかりとしており、ミルクのまろやかさがコーヒーの苦味を程よく抑えています。ケーキは自然な甘みを感じつつフルーツのしっとり感もあり、ドリンクが良く進みます。

CAMERA_latte

アイスのアメリカーノは、よりコーヒーの香ばしさ、豆の味を感じられる一杯です。焙煎が深めですので、所謂サードウェーブの果実感を前面に出したコーヒーとは異なりますが、ベイクドとの相性を意識している印象を受けます。

CAMERA_americano

抹茶と大納言小豆のパウンドケーキは、抹茶の香りと大納言小豆の甘さがしっかりと感じられるので、こちらはラテよりもブラックコーヒーの方が相性は良いかもしれません。

CAMERA_poundcake

まだオープンしてそれほど時間も経っていないのですが、地元に住んでいると思われるご家族や、近くを歩いていてふらっと訪れる方などの姿も見られます。蔵前の長閑な空気感によくマッチしており、アットホームなお店ですので、近くに訪れてゆっくりとしたい時にはお薦めしたいお店です。

CAMERA(カフェ) 店舗情報

住所: 東京都台東区蔵前4-21-8 岡松ビル 1F

移動時間: 都営浅草線蔵前駅A4出口から3分

営業時間: 火~日 11:00~18:00

定休日: 月曜

wifi: 不明

電源: なし

喫煙: 禁煙

HP: https://www.facebook.com/CAMERALEATHERGOODSCAFE

About the Author

神宮司茂

東京都下町生まれ下町育ちの30代。コーヒーは大学生くらいまで苦手でした。大学生の頃、新宿のPAUL BASSETTでラテアートを見て感動したのがコーヒーとの出会い。休日は専ら愛機のb-ant 406steel(ミニベロ)で都内を散策。コーヒー以外に、ラーメン、ファッション、ミステリ小説、ガンダム(宇宙世紀)と守備範囲は広め。 モットーは「広く、それなりに深く」。