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カフェを開くにはvol.11~ドリンクメニューを決めよう~

カフェを開くにはvol.11~ドリンクメニューを決めよう~

大まかに店のベースが決まったら、次はいよいよメニュー作りをしていきましょう。「あのドリンクは絶対に作りたい!」など、夢も広がりますよね。今回は、ドリンクメニューの決め方についてお話します。

カフェのドリンクメニューについて

カフェのドリンクメニューは、コーヒー・紅茶・ソフトドリンクが一般的です。どんな商品を提供するのか、どこにこだわりを持つのかによって用意するものが変わってきます。

実際に何品のドリンクを提供しどういった方向性で売りを作っていくのか、ここでしっかりと決めていくことが大切です。端的な例えで言うと、エスプレッソをメインに。スペシャルティを豊富に。おすすめのブレンドひとつで特価して。…などですね。

ドリンクメニューの決め方

ドリンクメニューの決め方として3つの方法があります。

  1. 品質優先のメニュー
  2. 安価で購入しやすいメニュー
  3. 品質・価格どちらも考慮した折衷案

特にコーヒーの仕入れに際しては、しっかりとこの3つのどれかに絞っておきましょう。高品質の銘柄を売りにしていくのか、お客様がご来店しやすい価格帯を売りにしていくのか、あらためてコンセプトを振り返りそれに沿ったメニュー作りが大切です。

また、こだわりを持って、仕入れが高くても高品質と思ったものだけを提供するのもありです。ただし、提供される側のお客様にとって、商品の原価は関係なく高い安いを判断されてしまうので注意です。

ご近所の価格帯をリサーチしよう

ドリンクメニューを決める前に、カフェ開業予定地周辺の価格をリサーチしておくのも大切です。実際に周辺の店に足を運ぶと、多少の誤差はあっても似たような価格がつけられていることに気がつくと思います。

その価格が、その地域の基準価格として見ておくべきでしょう。なるべくその価格帯から高すぎず安すぎず、離れすぎないように設定した方が、お客様を呼びやすいです。安価にしすぎるのも周辺とのバランスを崩してしまうのでご注意を。

お店の味を決めよう

カフェのメインドリンクといえば、やはりコーヒーです。コーヒーメニューの選び方に特別な決まりはありませんが、価格と同様、周辺で扱っているコーヒーの風味や淹れ方も合わせてリサーチするのがおすすめです。自分のお店特有の“味”を決めていくためにも必要です。

抽出方法で味が変わる

同じコーヒー豆を使用しても、ドリップ式・エスプレッソ式・サイフォン式・ウォータードリップ式などの抽出方法によって、コーヒーの風味は変わっていきます。

ドリップでも、ペーパーフィルターを使うとあっさりとした味わい、ネルフィルターを使うとコク深い味わい、というように抽出方法によってコーヒーの表情は変わってくるので、先に抽出方法を決定してからコーヒー豆を試飲していくのがおすすめです。

エスプレッソや、フルオートマシンの導入を検討している方は、導入予定のコーヒーマシンをメーカーで借りて試飲させてもらうと参考になりますよ。

銘柄が決まったらアレンジも試そう

コーヒー豆の銘柄が決まったら、その豆を使ったアレンジコーヒーも試してみましょう。ストレートで飲んだ時と、牛乳やフレッシュを入れた時、砂糖を入れた時で、当然ながら味の印象が変わります。ここで、何種類の豆が必要か決めていくのがおすすめです。

また、今後仕入れていく牛乳や砂糖の種類を決める、という意味でも有効です。

コーヒー以外のドリンクの決め方

コーヒー以外のドリンクを選ぶ時は、カフェのターゲットやフードメニューに合わせて考えるのがおすすめです。紅茶へのこだわりをアピールしたい場合は茶葉で、ソフトドリンク的な感覚で提供する場合はティーバッグが便利です。

ジュース類は、コーヒーや紅茶が飲めない方(例えば子どもや高齢者など)が何を飲みたいだろうかを考えて決めていくようにしましょう。

ドリンクは必ず“全部”試しに作ってみよう

カフェのドリンクは「このラインナップで行く!」と決めたら、一度、本番用のカップで全てのドリンクを作ってみてください。大体の時間を計っておくと、今後の目安にもなりますし、ドリンクを作る時の導線や必要な器具、材料の無駄がないかについても明確になってきます。

初めてのカフェは、あれもこれもと夢と想像が広がり、盛りだくさんのメニューになりがちですが、メニューはある程度絞った方がお客様も迷いません。まずはベーシックなもので揃えてみてはいかがでしょうか。

もちろん、ここで挙げた方法に偏らず、こだわりを持ったメニュー作りもアリですよ。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。