コーヒーをもっと趣味に

カフェを開くにはvol.8~小さな気配りで雰囲気を作ろう~

カフェを開くにはvol.8~小さな気配りで雰囲気を作ろう~

「あのお店、オシャレで好みなんだけど居心地が悪いから…」せっかくの好印象なのに、行きづらいお店になってしまっては元も子もありません。今回は、小さな気配りで良い雰囲気を作っていく点に目を向けてみましょう。

気配りはサービスにつながる

100人いれば100通りの趣味嗜好があります。その全てを叶えることは不可能ですが、お店側の気配りをサービスとして示すことは可能です。

テーブル上のサービスとしては、塩コショウなどのスパイスやフレッシュ、シュガーを置いておくのもひとつのサービスとして分かりやすい例です。ここでは、色々な視点での小さな気配りの方法についてご紹介します。

「愛煙家」対策

愛煙家の方にとって、タバコはコーヒーを飲む際になくてはならないもの。お店が広ければ、内装工事の段階で分煙することも可能ですが、狭いお店では難しいですよね。

そんな時おすすめなのは、喫煙スペースを設けることです。全面禁煙にしてしまうと、喫煙者の方は来てくれません。吸うスペースがあると知れば、足が遠のきにくくはなります。入口から少し離れたスペースに素敵なベンチと灰皿を用意して、愛煙家も呼び込める取り組みをするのもひとつの案です。

「冷え」対策

冷えを感じる感覚は、人それぞれです。カフェは、年中エアコンをつけて営業することになるので、冷え対策のブランケットを用意しておくのは必須とも言えます。使わなくても「ブランケットございます」と案内してもらえると、お客様は気配りを感じ、安心して過ごしてくれます。

「荷物」対策

荷物を入れるカゴがあれば、例えカウンターなどの狭いスペースでも、お客様に無理なく座っていただくことができます。初めから足元に置いておくのもいいですし、お客様の様子をみて、カゴを渡してあげるのも親切なイメージが伝わりおすすめです。

「水をください」対策

店内が忙しい時に「水をください」と声をかける行為に抵抗を感じる方もいらっしゃいます。そんな時におすすめなのがウォーターサーバー。かわいい水入りのピッチャーを各テーブルに置いたり、おしゃれなタンクでインテリア風のウォーターサーバーを用意するのもおすすめです。

「レストルーム」対策

レストルームは、化粧や、身だしなみを確認するスペースでもあります。そこにようじやあぶら取り紙、ティッシュや綿棒などが置いてあると、ササッと身だしなみを整えられるので、お客様からしたら気配りの行き届いた印象を持ってもらえます。

一声かける行為が重要!

上記で挙げた気配りのどれもに一貫してもらいたいのが、「一声かけて案内する」というアクションです。さりげない気配りをしておく…というのももちろんアリなのですが、声をかけ、ほんの少しでも会話をすることはとても重要です。

会話をしコミュニケーションをとることで『知らない場所ではなくなる』意識を持ち、落ち着いて過ごしてもらうことができるからです。気兼ねなく居ることができる、というのは、お気に入りに感じていただくための基本条件とも言えるでしょう。

お客様の声に耳を傾けよう

カフェを開いて、毎日お客様と接していると、思いもよらない要望やお叱りを受けることがあります。自分が良かれと思っていたことがそうでない場合もあったりして、気持ち良く聞くことができないこともあるし、理不尽なことを言われるかもしれません…。

ですが、お客様の言葉にはお店をよくするヒントが隠れている場合もあります。いつもお客様の声に耳を傾けられる店は、愛され、成長します。自らお客様に歩み寄り、進んでお話するようにするのがおすすめです。

お客様の満足感がよりよい雰囲気を生み出す

全てのお客様の要望を叶えることは不可能でも、ひとつひとつできる範囲で叶えることは可能です。お店側の細かな気配りは、お客様を猛烈に感動させることはできなくても心地よい空間と、おいしい一杯のコーヒーで満足感をもたらすことができます。

毎日の小さな積み重ねがお客様の心に浸透し、やがてよりよりお店の雰囲気を生み出すことにつながります。常にお客様のことを第一に考えられるホスピタリティ溢れるカフェを目指してみませんか。

About the Author

AMIAMI

愛知県生まれ。親族がコーヒー卸売業を営み、幼少より喫茶店とコーヒーに親しみがある。ブラジルコーヒー鑑定士・SCAAカッピングジャッジなどの受講経験、焙煎経験あり。コーヒーは焙煎したてより、寝かせてから飲みたい派。猫と、物作りが好き。