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エルサルバドルコーヒーの特徴

エルサルバドルコーヒーの特徴

火山が多く「火の国」として有名なエルサルバドル。エルサルバドルは西はグアテマラ、北と東はホンジュラス、南は太平洋に接する中米で最も小さな国です。面積は2万1千平方キロメートルと九州の半分ほどの大きさのなかに約616万人ほど国民がおり、人口密度は世界で最も高くなっています。

太平洋岸沿いに狭い平野がありますが、標高600m以上の高原が国のほとんどを占めています。このため、熱帯性気候にもかかわらず、内陸部は温暖な気候です。また、5月から10月までの雨季と11月から4月までの乾期に分かれているため、コーヒー栽培に適した土地です。

コーヒーは1858年に栽培が開始され、生産量はエルサルバドルの農業生産の3分の1を占めています。また、輸出の2分の1はコーヒーで、就労人口の25%がコーヒーの生産に関わっています。

エルサルバドルのコーヒー豆の特徴

伝統品種のアラビカコーヒーのみを生産しています。そのうちの68%がブルボン種、29%がパカス種、残りの3%がその他パカラマ種、カツーラ種、カツアイ種です。

「パカス種」と「マラゴジッペ種」を交配して作られた「パカラマ種」はエルサルバドルで開発された新しい品種です。粒も大きめで、高品質のコーヒー豆が生産されています。

まろやかな味、シロップのような甘さが特徴で、青口の良い上品な酸味もあります。ミルクチョコレートやアーモンドのようなフレーバーも感じられます。

エルサルバドル コーヒー栽培場所

ほとんどのコーヒーの樹がシェードツリーの木陰で栽培されています。コーヒー農園は、火山山腹のミネラルを豊富に含んだ肥沃な土壌にあります。

  • メルセデス農園
    栽培品種:ブルボン種
    アワチャパン県タクバの高原にあります。
  • エルサルバドル・サンタリタ農園
    栽培品種:ブルボン種
    エルサルバドル西部ソンソナテ州のサンタアナ火山の裾野にあり、標高1470~1750mの高地に広がる農園です。
  • ジャノグランデ農園
    栽培品種:パカマラ種
    サンタ・アナ県チャルチュアパ付近(標高1450~1500m)にあります。
  • シベリア農園
    栽培品種:ブルボン種(75%)、パカラマ種(25%)
    サンタ・アナ県チャルチュアパ付近(標高 平均1500m、最も高い地点は約1700m)にあります。

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coffeemecca編集部

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