ホンジュラスは中央アメリカの中部に位置し、国土面積は11万2千平方キロメートル、人口750万人の共和国です。南東にニカラグア、南西にエルサルバドル、西にグァテマラ、北東海岸はカリブ海、南は太平洋に面しています。
国土のほとんどが山地で平野は20%に過ぎません。気候は温暖、土壌も豊かで自然環境に恵まれています。
高度なマヤ文明や、山岳地帯の奥深い森に閉ざされたなその王国コバンなど、神秘に満ちた国でもあります。
ホンジュラスのコーヒーの生産について
ホンジュラスでは年間約6万トンのコーヒーが生産され、そのうち60%が輸出されています。
西部から南部にかけての山岳地帯で生産されており、主な産地はサンタバルバラ、グラシアス、コマヤグア、チョルテカ、マルカラなどです。中でもサンタバルバラはホンジュラス最大のコーヒー産地で、ホンジュラスのコーヒー総生産量の3分の1を占めています。
ホンジュラスコーヒーの特徴
栽培品種はアラビカ種で、ホンジュラスコーヒーには優美な香りがあります。また、ドライフルーツのような風味や、フルーティーな酸味が特徴のコーヒーです。
ホンジュラスのコーヒー豆は深焙煎すると酸味が深い苦みに変わります。そのため、深焙煎のブレンドに使用されることが多くなっています。ホンジュラス西部の山間部(標高1100~1500m)のコパン地区で生産された「ホンジュラス コパン・サンタロッサ」世界最高級の品質のコーヒー豆です。
ホンジュラスコーヒーの標高と格付け
コーヒー豆は標高で格付けされています。
ストリクトリー・ハイ・グロウン(SHG)
標高1200m以上の高地で栽培され、ホンジュラスで生産されるコーヒー豆の中で最高品質とされています。
ハイ・グロウン(HG)
標高900~1200mで生産されたものです。
セントラル・スタンダード(CS)
標高600~900mで生産されたものです。
ホンジュラスコーヒーおすすめの飲み方
バランス良く焙煎過程や淹れ方で様々な味わいが出るコーヒーなので、アメリカンタイプのコーヒーが好きな方向けのコーヒーです。
アメリカンブレンドに用いられることも多い銘柄ですが、ストレートで飲まれることも多いです。