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飲みごたえのあるイルガチェフェ「エチオピア・デボ」

飲みごたえのあるイルガチェフェ「エチオピア・デボ」

ふと、すっきり気分転換したいなと思った時、飲みごたえのあるコーヒーでぜひオススメしたいのが「エチオピア・デボ」です。甘いダージリンのような優しい風味はmリフレッシュして落ち着くことができます。

エチオピア・デボはこんな時にオススメ

  • 気分転換したい時
  • 飲みごたえのあるイルガチェフェを探している方
  • ハーブティーのようなコーヒーが好きな方

イルガチェフェの中のデボ

エチオピア・デボ_豆

イルガチェフェというと、エチオピアのコーヒーの銘柄として有名です。イルガチェフェは地域のことを指しており、農園や組合ではありません。日本の県より小さいですが、市町村より大きく、多摩や湘南くらいの規模でイメージしてもらうといいかもしれません。
そのため、イルガチェフェと一言で言っても、作っている農園によりコーヒーの風味が異なります。特に今回ご紹介する「デボ」は、イルガチェフェの中でも変わった特徴を持っています。

レモンバームのような華やかさと甘み

エチオピア・デボ_コーヒー

フレグランス(豆の香り)はフルーティーさを含んだ柔らかみのある香りで、ピスタチオのように華やかさと柔らかさを持ち合わせています。この香りはデボの持つ密度のある瑞々しい風味を想像させてくれます。
アロマ(コーヒー液の香り)はフレグランスより華やかさが増しています。ここでエチオピアらしいなと感じることもできるでしょう。

口に含んだ瞬間、優しさと密度のある酸味が感じられます。密度のある酸味ではありますが、非常に瑞々しいレモンやライムのような爽やかな酸味です。また甘みも感じられ、まるでレモンバームのハーブティーを飲んでいるかのようです。
通常のイルガチェフェと比べると密度と甘さがあるため、飲みごたえに関してはイルガチェフェの中ではトップクラスでしょう。

ペーパードリップ:飲みごたえ重視

エチオピア・デボ_ドリッパー

飲みごたえを重視する方には、ペーパードリップで豆を多めに使って抽出すると飲みごたえが抜群、かつすっきりとした味わいになります。

ペーパードリップの特徴として、フレンチプレスやネルドリップよりドライなので、気分転換にはうってつけの淹れ方なのです。

抽出方法の一例(コーノ式名門ドリッパー)

  • 豆の分量:30g(二人分)
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出温度:75℃
  • ポイント
    お湯の温度が高すぎると過剰抽出になり、酸味が台無しになることがあります。若干湯温を低めにしたほうが美味しく抽出できます。また、雑味と酸味が混ざると飲みづらいので、丁寧に抽出してください!

フレンチプレス:レモンバームらしさが強め

エチオピア・デボ_プレス

ペーパードリップと比べると、あっさりで飲みやすくなります。ハーブティーらしさを味わいたい方は、フレンチプレスのほうが良いかもしれません。
フレンチプレスの特徴により、飲みごたえがありながらもペーパドリップよりあっさりしていて、柔らかみがあり、サラッと飲めてしまいます。そのため、重いコーヒーが苦手な方にはちょうど良いかもしれません。

抽出方法の一例

  • 豆の分量:17g(350ml)
  • 挽き具合:粗挽き
  • 抽出時間:3分45秒
  • ポイント
    抽出時間を超えてしまうと過剰に抽出され、雑味と混ざり刺々しい酸味が出てきてしまいます。長くても4分程度までのほうが美味しく抽出できます。

コーヒーだけで飲みたい一品

コーヒーを飲むときお菓子も一緒に召し上がるのも楽しいですが、このエチオピア・デボに関しては、コーヒーだけで飲むほうが良いかもしれません。

瑞々しく密度と甘さのあるデボは、お菓子と一緒に食べることで風味を邪魔してしまうように感じられます。特に、コーヒーのお茶請けの定番であるケーキやフィナンシェなどの濃厚なお菓子は、避けたほうが良いかもしれません。

飲みごたえのあるイルガチェフェ「エチオピア・デボ」まとめ

他のイルガチェフェと比べると密度があり飲みごたえがあるので、想像とは違う味わいを楽しむことができます。爽やかなイルガチェフェに飽きてきた方には一度飲んでもらいたい銘柄です。

イルガチェフェは一括りできるものではなく、イルガチェフェの生産地別で味の違いを楽しんでみるのはいいかがでしょうか?

コーヒー豆の情報

  • 名称:エチオピア・デボ
  • 生産地:エチオピア
  • 焙煎:シティロースト
  • 購入店:堀口珈琲
  • 購入店URL:http://www.kohikobo.co.jp/

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。