“SPICY&WHISKY”という言葉を聞いて、どう思いますか?病みつきになってしまうほどの独特な風味、そして不思議なネーミングを持つブレンドコーヒー「堀口珈琲 #4」をご紹介します!
堀口珈琲 #4はこんな時にオススメ
- 独特の風味を味わいたいときに
- 面白い味を体験したいという方に
- モカが好きな方に
コーヒーの表現として、ウィスキーのような風味だと言われても、想像しがたいかもしれません。芳醇な風味だということは想像できても、コーヒーとウイスキーはなかなか結びつかない組み合わせです。
異質のブレンド
シングルオリジン(単一種)とブレンドで、どのような違いを思い浮かべるでしょうか。通常、シングルオリジンといえば、特徴がハッキリとしたイメージです。ブレンドは飲みやすいように調整されていると思う方は、多いのではないでしょうか。
ブレンドの進化
近年は、コーヒー豆といえばシングルオリジンがメインになりつつありますが、シングルオリジンへの注目に伴い、実はブレンドも特徴を絶妙に引き出す手段として注目されています。
そのような注目を浴びているブレンドにおいて、堀口珈琲は個性をより美味しく楽しめるように引きたてる、プロフェッショナルな技を見せてくれます。そのなかでも、#4は最も個性が引きたてられたブレンドと言えます。
#4 SPICY&WHISKYの凄さ
では堀口珈琲#4は何がすごいのか。それは、シングルオリジン以外では、通常見かけられない独特な風味や個性を十分に引き出している点です。
通常、ブレンドの目的は味の整合性をとることであり、個性を柔らげたり、逆に個性を引き立てることができますが、時には豆同士で互いに個性を相殺してしまうこともあります。
ブレンドの概念を覆す
ブレンドは目的に応じた味を再現できる反面、個性を引き立てるのは難しく、多くの経験や技術を必要とします。そのため「個性といえばシングルオリジン」というイメージが何となく定着してしまいました。
しかし、それを大きく覆すのが堀口珈琲のプロフェッショナル技です。この堀口珈琲#4のブレンドは、口にした瞬間「これは本当にブレンド!?」と驚いてしまうほど、個性が引き立てられています。
堀口珈琲 #4 SPICY&WHISKY 今回の飲み方
ペーパードリップ
- 使用器具:コーノ式名門ドリッパー
- 豆の分量:30g(二人分)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:80℃
ウィスキーのような芳醇さ
このブレンドは、一言で言えば「個性を持ちながら柔らかみのあるウィスキー」と表現できるような味です。強いて言えば、飲みやすいスコッチ・ウィスキーに近い感じです。柔らかく滑らかな飲み口と豊かな香り、そしてスパイシーさが生む個性が特徴です。
芳醇さとスパイシーさ
口にするとまず、イエメンらしい独特さを含んだフレーバーがフワッと広がります。そして、熟成さを感じる豊かで深みのある風味が、さらっと口の中を流れ、そこにほんのりとしたコクが加わります。
また、タイトルにもあるスパイシーさ、これがたまりません。このスパイシーさが、ストレートで飲むウィスキーらしい刺激を生み出してくれるのです。そのため、全体的に柔らかみがあります。
しかし、決して飲みづらいコーヒーではありません。複雑なエキゾチックさやウィスキーらしさが感じられる反面、全体的に滑らかでまとまりのある口当たりと余韻のため、特徴を存分に楽しみつつも飲みやすく仕上がっているブレンドなのです。
ブランデー×コーヒー
ウィスキーのような味と聞いたとき、アイリッシュ・コーヒーを思い浮かべた方が多いのではないでしょうか。しかし、ウィスキーのようなコーヒーにウィスキーを加えても、ブレンド豆の味わいは本家ウィスキーとは異なります。
そこで今回は、ブランデーを使い互いの特徴を生かしたアレンジコーヒーを紹介します。その名も「サルマ」です。ただし、今回はコーヒーの特徴に合わせたため、一般的なサルマとは少々異なるのでご注意ください。
準備するもの
- アイスコーヒー:150ml
【注意】冷やしすぎると風味が感じづらいので程ほどの冷たさがベスト。 - シュガーシロップ:適量
- ブランデー:15ml
- スライスレモン:2〜3枚
- グラニュー糖:適量
今回はコーヒーの風味を生かすため、クラッシュトアイスは使っていません。また、アイスコーヒーも同様で、氷で薄めずに冷やすことをオススメします。
サルマの手順
- グラスの縁をレモンで濡らして、その縁にグラニュー糖を付着させます。(スノースタイルという方法)
- グラスにシュガーシロップ、コーヒー、ブランデーを注ぎ軽くステアします。
- 最後にスライスレモンを入れて出来上がり
堀口珈琲 #4 SPICY&WHISKYまとめ
コーヒーの味といえば苦みや酸味が挙げられますが、堀口珈琲#4はそれらとは少し異なる味わいを持っています。ウイスキーやブランデーのような、独特で芳醇な風味とスパイシーさと柔らかさをもつ#4ブレンドは、最も個性の強いブレンドの一つといえるでしょう。
それ故に、このブレンドは苦みと酸味以外の味を楽しめるので、そういう意味ではコーヒーの世界を広げるにはうってつけかもしれません。
堀口珈琲だからこそ為せる、プロフェッショナル技をぜひ味わっていただきたいです。
豆の情報(ブレンドの配合:2016年5月現在)
- イエメン アル・ガヨール
- コロンビア パブロ・エミージョ
- エチオピア ゴティティ・ナチュラル
豆の情報(店舗情報など)
- 名称:堀口珈琲 #4 SPICY&WHISKY
- オススメの飲み方:ペーパードリップ(細めのお湯で繊細な味を出すと面白いです)
- 焙煎:シティロースト
- 購入店:堀口珈琲
- 購入店URL:http://www.kohikobo.co.jp/