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至福のジューシーさ「ブラジル・リオベルデ農園」

至福のジューシーさ「ブラジル・リオベルデ農園」

今回紹介するのは、コーヒー王国ブラジルよりリオベルデ農園のコーヒー豆です。充実感のあるフルーティーさとバランスの良さは、朝の一杯に最適な“満ち足りた気分にしてくれる”コーヒー豆です!

今回の飲み方

ブラジル・リオベルデ_豆

ペーパードリップ

  • 使用器具:コーノ式名門ドリッパー
  • 豆の分量:30g(二人分)
  • 挽き具合:中細挽き
  • 抽出温度:85℃

フレンチプレス

  • 豆の分量:18g(300ml)
  • 挽き具合:粗挽き
  • 抽出時間:3分45秒

高品質のブラジル・イパネマ

ブラジルのコーヒー豆は酸味やコクが平均的、というイメージを持つ方もいますが、実際は農園ごとにかなり違いがあります。このリオベルデ農園のコーヒー豆も、スーパーマーケットで単に「ブラジル」と言う名で売られているコーヒー豆とは一味違う特徴を持っています。

このリオベルデ農園はイパネマといい、ブラジル最大級のコーヒー栽培地です。コーヒーに詳しい方なら、イパネマという名前を知っているかもしれません。

このリオベルデ農園のコーヒー豆は、2015年のCOE(カップ・オブ・エクセレンス)に入賞した豆なのです。充実した設備とパルプドナチュラルという特殊な精製方法を行っているので、他の豆とは違う面白い味を見せてくれます。

濃いダージリンのような味

ブラジル・リオベルデ_完成品

リオベルデ農園のコーヒー豆の大きな特徴は、密度のあるジューシーな味です。その一方で、豆自身が持つみずみずしいジューシーさとバランスの良さ、パルプドナチュラルという特殊な精製方法により出てくる甘さがたまりません。

一口目に広がるクリーンで軽やかな口当たりから、密度のあるジューシーな味が甘味とともに一気に広がります。後味の安定感のあるコクとみずみずしい流れる感じが心地よいです。

感覚的には、「濃く淹れたダージリン」といったところでしょうか。とても爽やかでリッチな味わいです。

パルプドナチュラル

さてここで、リオベルデ農園で採用されている「パルプドナチュラル」について、少し説明しましょう。

コーヒー豆はコーヒーの実から豆を取り出して乾燥させる「精製」という過程があります。基本的には乾燥のみで行うナチュラルという方法と、ウォッシュトという水洗して実を取り除き乾燥させる方法があります。

それに加え、最近人気の出てきた方法が、リオベルデ農園でも採用されているパルプドナチュラルという方法です。この方法はウォッシュトと似ていますが、完全に洗浄しない精製手順をとることで、ミューシレージと呼ばれる部分が残ったまま乾燥されます。それにより、甘味の増したコーヒー豆になるのです。

リオベルデ農園のコーヒーを楽しむ

楽しみ方①:朝の一杯におすすめ

充実感のあるジューシーな味わいは、朝に一日頑張るための「気合を入れる一杯」としてオススメです。リフレッシュ、そして満ち足りた充足感に浸ることのできるリオベルデ農園の豆は、気持ち良い一日へ誘ってくれるでしょう。

いつもより30分早く起き、朝食をとり、至福の一杯をゆっくり飲むと気持ちよく一日を過ごせると思いますよ!

楽しみ方②:スコーンやマドレーヌと一緒に飲む

ご紹介したように「濃いダージリンのような味」を持つコーヒーなので、お茶菓子としてはスコーンやマドレーヌなどの素朴で軽いお菓子が合います。紅茶と一緒に食べるお菓子なら基本どれでも合うので、ぜひお菓子と一緒にどうぞ!

至福のジューシーさ「ブラジル・リオベルデ農園」まとめ

リオベルデ農園のような、広がるジューシーさを感じられるコーヒー豆はなかなか見つけることができません。ぜひ、皆さんにはコーヒーの持つ多様な味わいを味わってほしいです。

そのための一杯として、このリオベルデ農園を皆さんにはお勧めしたいです。

豆の情報

  • 名称:リオベルデ農園
  • 産出国:ブラジル
  • 焙煎:中煎り
  • オススメの飲み方
    ペーパードリップ(充足感が感じられる)
    フレンチプレス(中煎りだと華やかさが増す)
  • 購入店:キーコーヒー
  • 購入店URL:http://www.keycoffee.co.jp/

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。