モカコーヒーは、独特の風味を持っているコーヒー豆として有名です。また、スターバックスなどでお馴染みのカフェ・モカは、モカコーヒーの独特の風味に似せるためにチョコを混ぜたともいわれています。
ここでは、モカの中でも特異の地位を持つ「イエメン産モカ・マタリ」を紹介したいと思います!
今回の飲み方
- モカ・マタリ(ハイロースト)
ペーパードリップ
- 使用器具:コーノ式名門ドリッパー
- 豆の分量:30g(二人分)
- 挽き具合:中細引き
フレンチプレス
- 豆の分量:18g(350ml)
- 挽き具合:粗挽き
モカって何だ?
モカは都市の名前
モカとは何かご存知でしょうか?モカは、イエメンに位置する港湾都市です。その昔、イエメン産と対岸に位置するエチオピア産のコーヒー豆を、モカ港から輸出していたため、イエメン産と一部のエチオピア産のコーヒー豆をモカと呼ばれるようになったと言われています。
挽く前にハンドピックを!!
モカコーヒー(或いはこの地域一帯のコーヒー豆)の特徴として、他の国々のコーヒー豆と比べ、品質がバラバラであることが挙げられます。
しかし、決して管理が雑なわけではなく、この地域一帯では原始的な生産方式をとっているため品質にばらつきが出ているのです。
とはいえ、欠点豆が混ざってしまっては、せっかくのコーヒーの風味を壊してしまいます。挽く前に一度ハンドピックをし、欠点豆の分別をする必要があります。
魅惑の風味とは?
モカコーヒーは「独特」と表現されることが多く、その風味に魅了されるファンも多いのです。ではその独特な味とは何なのでしょうか?
エキゾチックな香り
まず、抽出したらその場で香りをかいでみてください。どことなくエキゾチックな独特さと、甘い芳香が鼻を通り抜けていきます。他のコーヒーにはない甘ったるさと言うのでしょうか、フワッと包まれてみると、モカが独特と言われる所以がわかります。
複雑さが「独特さ」
コーヒーを頻繁に飲まれる方は、エチオピアやイエメンのコーヒーは、酸味と香りが強いイメージの方が大きいのではないでしょうか?しかし、モカは酸味と香りだけではありません。
軽やかな酸味と爽快とも呼べる香味、そしてその風味の中から広がるコクが織りなす、複雑な風味があります。さらにアフターテイストはコクに加え、ほんのりと甘味が広がりとても心地よいです。
モカだけで楽しみたい
コーヒーブレークの時、ケーキやスコーンなどお茶菓子と一緒に飲む方が多いかもしれません。もちろんそれも良いのですが、モカコーヒーを飲まれるときは敢えてコーヒーだけで飲んで、モカ独特の雰囲気に浸ってみるのはいかがでしょうか。
複雑な風味は他のコーヒーと違い、いろいろなものを食べたような満足感に至ることができますよ。
魅惑の「モカ・マタリ」まとめ
今回ご紹介したモカ・マタリは「最もモカらしいモカコーヒー」かもしれません。それほど独特の風味を持っている銘柄なのです。一度飲んでみるとクセになってしまい、モカコーヒー魅了されてしまうかもしれませんよ。
豆の情報
- 名称:モカ・マタリ
- 産出国:イエメン
- 焙煎:中煎り(ハイロースト)
- オススメの飲み方
ペーパードリップ(コクと甘さが良く出る) - 購入店:珈琲問屋
- 購入店URL:http://www.tonya.co.jp/