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コロンビアの宝石「エメラルドマウンテン(中煎り②)」

コロンビアの宝石「エメラルドマウンテン(中煎り②)」

エメラルドマウンテンと聞くと、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。コーヒーの中でもとびぬけた知名度を誇り、飲んだこともおそらくあるはずです。

しかし、エメラルドマウンテンの「中煎り」となると、意外と少ないのではないでしょうか?見かける機会の多い、中深煎り~深煎りの豆とはまた異なる面白い味わいがあります。

そんな中煎りのエメラルドマウンテンを、これからご紹介していきます。

エメラルドマウンテン(中煎り)は、こんなコーヒー。

  • 今回の焙煎:中煎り(ハイロースト)

香り

  • フレグランス(豆の香り)
    檜のような香り。落ち着きと深さと柔らかさがある。
  • アロマ(コーヒーの香り)
    ふんわりと広がる優しさと深さがある、淑やかな花の香り

風味

  • 柔らかく広がる芳醇さ
  • 中深煎りに比べて明るく、柔らかい。

こんな時にオススメ

  • ちょっと特別なコーヒーを飲みたくなった時
  • ふと一息つきたくなった時

ペーパードリップ

エメラルドマウンテンの中煎りは、滑らかな口当たりから、花のようなフワッとした甘みと和やかなコクを感じることができる銘柄です。この甘みとコクは、芳醇なビターチョコレートのような感触です。

しかしその後、フルーティーな酸味が一足遅れて感じられます。この酸味は柔らかさを持ちつつも、しっかりした酸っぱさを持っています。ハッサクのような少し暗さのある酸味に近いです。

余韻は、酸味と花のような甘みの残余が心地よく感じられます。長くも短くもなく、単調でも個性的でもない余韻は、エメマンの品質の良さをうかがい知ることができます。

若干低温で飲むおもしろさ。

エメラルドマウンテンは比較的深みのあるコーヒーで、高温で濃く抽出したい方もいらっしゃるかもしれません。しかし中煎りの場合は明るさも持ち合わせているため、80℃前後がオススメです。

若干低い湯温で飲むことで、ライトで飲みやすく、しかし安定感も持った、深煎り焙煎のエメマンとはまた違うコーヒーを楽しむことができます。

オススメの抽出方法(HARIO V60ドリッパー)

  • 豆の分量:一杯当たり12g(一杯120mlで計算)
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出温度:80℃前後

ネルドリップ

ペーパードリップより落ち着きがあり、より甘みを感じることができます。酸味が程よく抑えられ、エメマンのコクの安定感と花開くような芳醇さを感じられます。酸味が弱めなため、フローラルさが目立っていて、特に50℃くらいに冷めた頃合いで最も感じられます。

また、余韻は酸味を感じつつも、基本的に柔らかく穏やかな余韻が特徴的で飲みやすさがあります。バランスが比較的とれていて、「エメラルドマウンテンを堪能したい!」という方にはオススメの抽出方法です。

中温でバランスよく淹れてみよう

ネルドリップは、円やかで豊かなコーヒーに仕上がりやすい傾向にあります。このネルの特性をエメマンで活かそうとすると、ある程度の深みを出して安定感を作ってあげる飲み方がオススメです。

そのため、ペーパードリップより少し高めの中温(80~85℃)で抽出してあげると、程よいコクと安定感を堪能することができます。

オススメの抽出方法

  • 豆の分量:一杯当たり12g(一杯120mlで計算)
  • 挽き具合:中挽き
  • 抽出温度:80~85℃

フレンチプレス

フレンチプレスによる抽出は、柔らかい口当たりと繊細なコクが印象的です。エメマンの甘みと繊細なコクがフワッと広がり、それらはフレンチプレス特有の柔らかさに包まれています。さらに、中煎りだからこその明るさがほのかに感じられ、まったり寛げるコーヒーに仕上がっています。

特に甘みが強く感じられるのですが、意外とベタつきがありません。甘味は爽やかでサラサラとしています。そのため余韻でホワッと漂うように甘味が微かに残る程度で、心地よく飲み終えることができます。

オススメの抽出方法

  • 豆の分量:18g(容量350mlのプレスを使用)
  • 挽き具合:粗挽き
  • 抽出時間:沸騰したお湯で4分00秒

モカエキスプレス

モカエキスプレスの場合、複雑な繊細さを持ち濃い風味でありながらも、明るさが感じられます。オススメはカフェラテで、ミルクの甘味が繊細さと絡み合って、絶妙なハーモニーが感じられます。深煎りのエメマンと異なり、ゆったりしたテイストが成せる風味かもしれません。

砂糖との相性は、ブラックではコーヒーの風味が負けてしまいます。そのためミルクも加えてあげて、穏やかに仕上げてあげるとオススメです。

「エメラルドマウンテン(中煎り)」の美味しい飲み方

ミルク・砂糖との相性

  • ミルク:低脂肪乳がオススメ
  • 砂糖 :ほどほど良い

明るさ・芳醇さ・安定感を楽しむなら、ブラック。

ドリップやフレンチプレスのコーヒーは、もちろんカフェオレでも美味しいのです。しかしオススメはやはりブラックです。安定感を持ちつつ、ゆったりしたテイストはミルクで邪魔してはもったいないところです。

カフェオレが好きな方も、初めの一口はブラックで飲んでみることをオススメします。

初めてにオススメのコーヒー

先述のような多種多様な味と余韻に加え、とても立体感のある味わいです。そのため飲みごたえがあり、たった一杯で「コーヒーを飲んだ!」という充足感を得ることができます。

初めてコーヒー豆を買ってみようという方にはオススメです。もしかしたら、充足感に満ちた味によって、コーヒーの世界に引きずり込まれてしまうかもしれません。

コーヒー豆の情報

  • 名称:エメラルドマウンテン
  • 産地:コロンビア
  • 精製:ウォッシュド
  • 今回の焙煎:ハイロースト
  • エメラルドマウンテンHP
    http://emeraldmountain.jp/

About the Author

汐井有

モットーは専門化したコーヒーについて、詳細を伝えつつ噛み砕いた説明で興味を持ってもらうこと。 専門的な記事と解りやすい記事の両方を書こうと思っています。