キーコーヒーといえば、喫茶店の看板やデパ地下などで見かける、お馴染みの企業ですね。実は1920年創業と、コーヒー業界では老舗なのです。そして今回の「横浜1920創業ブレンド」は名前の通り、創業当時の味を再現した限定ブレンドです。
「横浜1920創業ブレンド」は、こんなコーヒー。
風味・特徴
- 甘味のある柔らかさ
- 爽やかな酸味
- 焙煎:中煎り
オススメの抽出方法
- ペーパードリップ:懐かしさ溢れる優しい味
- モカエキスプレス:甘くまろやかな味わい
オススメのアレンジ
- ミルクで、より滑らかにすると美味しい
相性
- 砂糖:良い
- ミルク:良い
- お菓子:ビスコッティやクラッカーなど素朴なお菓子
こんな時にオススメ
- ほっと一息つきたいときに
- 柔らかいコーヒーを飲みたくなったときに
- 懐かしい純喫茶のモカコーヒーが好きな方に
コーヒー界の老舗キーコーヒー
キーコーヒーの創業は名前のとおり1920年で、一見すると老舗ではないように見えますが、実はかなりの老舗です。キーコーヒーと並ぶ大手UCCは1933年創業で、歴史あるイメージのカフェーパウリスタですら1911年です。
実はコーヒー業界では屈指の老舗なのです。
ペーパードリップ:純喫茶の懐かしく優しい味
口当たりの滑らかな飲み口から、ほろ苦いコクと酸味がフワッと広がりだしますが、酸味自体は爽やかで飲みやすいです。そして酸味が過ぎると、わずかに残る爽やかと柔らかさで心地よい余韻が長らく続きます。
昔ながらの純喫茶で見られた、爽やかなモカらしさと優しい味わい特徴的です。どこか懐かしみを感じます。
抽出は低温~中温がオススメ
滑らかさや心地よさを引き出したい方は、70~80℃の範囲で抽出するとオススメです。程よい苦みとコク、スッキリとした酸味が感じられるコーヒーに仕上がります。
濃いコーヒーが好みの方は、同じ温度で細く注ぎ、じっくり抽出してあげると良いでしょう。
今回の抽出方法
- ドリッパー:HARIO V60ドリッパー
- 豆の分量:25g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中挽き
- 抽出温度:75℃
ネルドリップ:病み付きの甘味
コクは中和され、終始、甘みが強いコーヒーという印象です。
モカのような爽やかで独特な酸味をほのかに残しながらも、全体的に甘みが勝っています。コクや酸味の推しがないため、思った以上に甘みがベタつくくらいに強く感じられます。
しかしこの甘ったるい風味がまた美味しく、病みつきになってしまいそうな部分すら感じます。
今回の抽出方法
- 豆の分量:25g(二人分、250ml)
- 挽き具合:中粗挽き
- 抽出温度:80℃
フレンチプレス:甘さと酸味の起伏
甘みより酸っぱさが前面に感じられます。ネルドリップとは正反対で、口に含んだ瞬間にレモンのような酸っぱさが襲ってきます。しかし酸味はすぐに消えて甘みが残るので、起伏にとんだコーヒーという印象が強いです。
フレンチプレスで抽出すると、刺激もあり甘みもありのコーヒーに仕上がるので、朝の目覚めの一杯に良さそうです。
今回の抽出方法
- 豆の分量:18g(容量350mlのプレス)
- 挽き具合:粗挽き
- 抽出時間:4分00秒
おまけ:モカエキスプレス
「直火式エスプレッソ」と言われるだけあって、クレマはできないものの、濃厚なコーヒーに仕上がります。
しかしそれ以上に甘くまろやかな味わいが特徴的です。エスプレッソ同様に砂糖を入れて飲むと、トロンとしたカラメルソースのような甘い味わいになり、余韻まで長く楽しめます。
ミルクorクリームを足してみよう
また、ミルクも加えると、まろやかさが増して飲みやすくなります。ただしミルクと言っても通常のミルクではなく、ジャージー牛のような濃厚なミルクや生クリームがオススメです。
まったり甘いコーヒーで、リッチな時間を過ごしてみるのも良いかもしれません。
キーコーヒーの歴史「横浜1920創業ブレンド」まとめ
個人的な感想
昔ながらの飲みやすくまろやかな味で、ゆったり和める純喫茶のコーヒーという印象です。そしてそこに隠れた心地よい絶妙なコクや酸味味わいは、ゆったり時間を過ごしたい時にオススメです。
この懐かしさを覚えるコーヒーは、時々飲みたくなってしまいそうです。
コーヒー豆の情報
- 名称:横浜1920創業ブレンド
- 産地:エチオピア他
- 焙煎:中煎り
- 販売店:キーコーヒー
- 販売店URL:https://www.keycoffee.co.jp