コーヒーは苦くて嫌だ、あるいは酸味が苦手…という方に試してもらいたいアレンジをご紹介。塩を使ったソルティフレーバーの利点は、飲みにくさを緩和してくれる点。塩を振ることで飲みやすくなる”塩コーヒー”の作り方をご紹介します。
塩について
塩は、塩化ナトリウムを主な成分とし、海水の乾燥・岩塩の採掘によって生産されます。調味料や保存の目的で食品に使用され、主に、岩塩・海塩・海水・湖塩の4つの原材料から作られています。日本で生産される塩は、海水を原料としているものがほとんどです。
塩が持つ嬉しい効果
塩には、身体を温めて代謝を上げる効果や殺菌効果があると言われています。ミネラルも豊富に含まれているため、自立神経を整える働きも期待できます。
また、もともとコーヒーには脂肪を脂肪酸に変化させ、血中に放出させる効果があるので、ダイエットにもいいと言われています。そこに代謝機能を高める塩を加えることで、より効果を得ることができるとされているのです。
コーヒーセレモニー
コーヒーセレモニーとは、エチオピアの伝統的な習慣で、コーヒーを飲むことを儀式化した作法の一つ。日本の茶道のような文化的な習慣で、他者に対する感謝と、おもてなしの精神を表すものです。
女性が執り行う儀式で、結婚前の女性が身につけるべき作法の一つでもあります。コーヒー生豆を煎るところからはじまり、客人は3杯飲むのが正式。2杯目のコーヒーに塩を入れて飲む習慣があります。
塩コーヒーのレシピ
- 塩:軽くひとつまみ
- 生クリーム:仕上げ用
- ドリップコーヒー:1袋
ドリップコーヒーをカップにセットし抽出する
コーヒーに塩を少々加える
よくかき混ぜ生クリームをトッピングし完成
インスタントコーヒーで作ると味わいが濃くなる場合があるので、ドリップコーヒーで作るのがおすすめです。塩は入れすぎないようにしましょう。
味わいなめらかに
コーヒーの苦味が中和され、すっきりとした味わいになります。塩はコーヒーの酸味を旨味に変え、舌触りのなめらかなコーヒーにしてくれます。とはいえ、塩の量が多すぎるとしょっぱいコーヒーになってしまうので、味見をしながら自分の好みに会う程度を見つけ加えていくようにしましょう。
トッピングに生クリームを加えると、甘さ控えめのおいしい一杯になります。
塩コーヒーの作り方 まとめ
家庭にある調味料で簡単にフレーバーコーヒーを楽しめます。塩をひと振り加えるだけで、コーヒーの尖った部分を緩和し、不思議なことに飲みやすくしてくれます。
ひとつまみの塩をさっと振るだけの簡単アレンジなので、気分によっては生クリームなどを入れ、また違った飲み方にチャレンジしてみるのも楽しみ方のひとつです。