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コーヒー豆の挽き方「臼歯式」の特徴

コーヒー豆の挽き方「臼歯式」の特徴

臼歯式コーヒーミルとは、2枚の盤の間にコーヒー豆を挟み込み、コーヒー豆を砕いて挽くミルです。臼歯式とはコーヒー豆を挽く方法を表しており、一般的に臼歯式は、グラインドミルと呼ばれています。

臼歯式にはどんな特徴があり、どの様にしてコーヒー豆を挽くのかをご説明します。

臼歯式の特徴

臼歯式は、臼歯と呼ばれる鋭い刃を利用して、豆をすり潰す粉砕方式で、挽き方を調節しやすいのが特徴です。また、粗挽きが得意で、挽き目が揃うため、挽きムラが少ないのも特徴の1つです。

安価に購入できるコーヒーミルですが、電動式タイプの臼歯式の場合だと、摩擦熱が発生し、コーヒー本来の風味を奪ってしまうともいわれています。手動式タイプに多い、上下の刃が回る臼式なら粒度が均一になりやすいです。中型~大型のミルは臼歯式タイプが多いです。

次に、コーヒー豆の挽き方を見ていきたいと思います。今回は、臼歯式でも性能の高い小型コーヒーミルの「フジローヤル みるっこDX R-220」で、ご説明したいと思います。

コーヒー豆の挽き方

豆を投入する前にホッパー下部にあるダンパーが閉じていることを必ず確認します。モーターに過負荷をかけないように、先にモーターの電源を入れて回転が安定してからダンパーを操作し豆を挽きます。
大型の業務用コーヒーミルでは回転ゼロの段階からいきなり豆を挽けますが、家庭用のコーヒーミルはコンパクトでお手頃価格にする為にモーターのサイズが小さくなっています。
そのため回転を安定させた段階で豆を挽く必要があります。

ダンパーを閉じた状態でホッパーに豆を投入し、挽き目ダイアルを回します。電源スイッチを入れてモーターの回転が安定してからダンパーを開き、豆を挽きはじめます。

粉受けに挽いた豆の粉が落ちきれば終わりです。

コーヒー豆の粒度

豆の挽き方は主に極細挽き、細挽き、中細挽き、中挽き、粗挽きの5段階にわかれています。細かく挽いたものほどコーヒーの成分が抽出されやすいです。

  • 細挽きは、グラニュー糖程度の大きさの粒で濃厚なコーヒーを抽出するのに最適です。アイスコーヒーや、水だしコーヒーをつくる際にはこれくらいがちょうど良いです。
  • 中挽きは、ザラメ糖とグラニュー糖の中間程度の大きさで、最も一般的な挽き具合となります。
  • 粗挽きの粉の量を少し多めに使いながら淹れると、風味が良く仕上がります。指で触ると、ザリザリと粒がしっかりと分かってくるくらいの粗さで、ザラメ糖程度の大きさです。
    バーコレーターなどのお湯で直接煮出して抽出する方法に最適です。

臼歯式では、細挽き対応の機種と、極細挽き(エスプレッソ用)まで対応できる機種があるので、その時の気分に合わせて様々な挽き方を楽しむことが可能です。

挽いた豆は、湿気などを吸い酸化しやすく、コーヒーの風味が損なわれるのが早くなってしまいます。豆を挽くのは飲みたい時に飲みたい量だけ挽くのがポイントです。

コーヒー豆の挽き方「臼歯式」の特徴まとめ

臼歯式は挽き方の調整が簡単なため、様々なタイプのコーヒーを挽くことが出来ます。電動式タイプと手動式タイプのグラインドミルあるので、自分に合ったタイプのコーヒーミルを見つけてみましょう。

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coffeemecca編集部

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